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映画日記 個人的な覚書




前回、『ザ・ユニオン』という映画について書いた。書きっぱなしじゃなんだと思って、調べてみた。

主演の俳優は、マーク・ウォールバーグという有名な人だった。


女優もハル・ベリーといって、たいそうな人だった。


私が知らないだけで、二人とも主演作品が山のようにあった。ネットフリックスでも10本くらい出てきた。

私は、知っていることはさも知っているように知ったかぶりをして書くが、知識がかなり偏っているので、一般常識のようなことでも、すっぱりと抜け落ちていることがある。

マーク・ウォールバーグもハル・ベリーも、多分、映画好きの人なら誰でも知っている常識のような存在の俳優なのだと思う。

本当のことを言うと、マーク・ウォールバーグは、背が大きくないし、なんとなくマッド・デイモンのそっくりさんかなにかかと思っていた。矢沢永吉のそっくりさんも長渕剛のそっくりさんも、大抵、本人より小さいから、そういう感じで出発した人なんだと、勝手に思っていたら、全然違っていて、たたき上げっぽい人だった。

ところで、やっぱり『ザ・ユニオン』は、娯楽映画としては、スカッとしなかったなと思うのだ。この映画は、分類するとアクション・コメディになるのだと思う。

アクション・コメディは、何にも考えずに見られて、見終わったあとは、スカッと気分が爽快になるような娯楽映画だ。2、30年までだと、アーノルド・シュワルツェネッガーの主演作品が、そんな映画だった。実は、私も好きで、結構、見ていた。1990年代くらいまでだろうか。

シュワルツェネッガーは、現在は、七十代の後半だろうから、いまさらアクションの最前線でもない。

そういえば、ネットフリックスでも、去年くらいにシュワルツェネッガー主演の連続ドラマがあった。シュワルツェネッガー演じる父親がCIAのベテランスパイで、偶然、娘も同じ道を歩んでいて、とある潜入捜査で顔を合わせ、父娘が協力して、テロ組織をやっつける、っていうハナシだった。

7、8回くらいあったが、2回見たところで、飽きて、やめてしまった。アクションコメディだったが、シュワルツェネッガーも、さすがに若くはない。頑張っていたけど、一人ではもたないので、若い女性と組んだのだろうと邪推している。

今は、このジャンルでも世代交代が進んで、マーク・ウォールバーグのような俳優が担っているのだろう。

そんなことを考えながらググっていたら、ドウェイン・ジョンソンという俳優にヒットした。肉体派で、それこそアーノルド・シュワルツェネッガーの後釜という感じだ。

画像を見たら、どっかで見覚えのある人だった。元、プロレスラーと紹介されていて、やっと思い出した。黒人プロレスラーのザ・ロックだ。

私がアメリカン・プロレスを見てたのは、1990年代の頃だ。友達に好きなヤツがいて、時々、ビデオを貸し付けられて見ていた。

1990年代の末のプロレス状況は、国内でいったら、真剣勝負がもてはやされて、色んな団体が群雄割拠した時代が終わって、プロレスそのものの人気は下がっていた。パンクラスも終わって、プライドなど総合格闘技が全盛期だった。

当時のアメリカン・プロレスには、パンクラスを引退した、ケン(ウェイン)・シャムロックなんかが出ていた。だから、真剣勝負が出来なくなったレスラーが、再就職する場所だ、なんていう風に、私はアメリカン・プロレスを一段下に見ていた。

アメリカン・プロレスは、まったく違うジャンルなのだけど、総合格闘技に見慣れた私には、過剰に芝居がかって見えたし、大味に感じられた。

その頃、出ていたのが、ザ・ロックだった。他のレスラーに比べて、体もそんなに大きくもなくて、線の細い地味な印象だった。決め技も覚えていない。



ウィキによると、プロレスラーとして大成功して、その後、『ハムナプトラ2』で映画デビューして、俳優に転向とあった。いくつものヒット作があり、映画のプロデュースもしているし、実業家でもあって、2022年の年収は300億円と書いてある。大成功者だ。今もプロレスに戻ったりしているらしい。

出演作一覧にあたると、大作めいた映画ばかりだが、私が見た映画は一つもなかった。

ということで、ネットフリックスで、マーク・ウォールバーグかドウェイン・ジョンソンの映画を見ようと思ったのだが、なぜか日本映画の『こちらあみ子』を見てしまった。

颱風のせいだろうか?


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