布クロスの貼り替えで、安心・安全に
※この記事は、12年前に実施した工事の様子をお伝えしたものです。(SSブログ、2012-12-26付)その後、下駄箱の老朽化による全面的な模様替え工事を行ったため、現況が変わっているところもあります。
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2012年12月24日、布クロスの貼り替え工事をしました。
今年のセンターにサンタクロースが来たかどうかは不明ですが、これは本物のクロース(織物)です。

正面玄関前の下足室壁のビニールクロスが経年でかなり痛み、はがれたりやぶれたりしていました。
また、居室棟の下足室もコンクリートにペンキを塗った壁で、かなり汚れが目立ってきました。

そこで、それぞれの下足室に布クロスを貼りました。
布ですので、手触り良く、やわらかく、あたたかい風合いです。

視覚障害の方はよく壁を伝って移動しますから、やわらかで暖かい感触は良いのかなと思います。
また、布クロスには調湿作用や空気の浄化作用もあります。
(漆喰や珪藻土などの塗り壁にはかないませんが。)
以前の織物壁紙はシミになりやすかったそうですが、薬剤処理をしていないので、そういう心配もないとのこと。
つまり難燃剤を使っていないということです。
でも、きちんと防火認定されたものです。
仮に燃えたとしても自然の素材ですので、ビニールなどが燃えたときのような有害な煙は出ません。
糊も自然素材のものを使って施工しています。
火事のときは、有害な煙を吸わないうちに逃げることが一番大切です。
避難により時間がかかる目の不自由な人が住む家で自然素材の建材を使うのは意味があるかもしれません。
(もちろん火事で燃えるのは壁のクロスだけではありませんから、それだけで安心だとは言えませんが。)
by MI