見出し画像

集中するためには?

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【集中】についてお話をさせていただきます。

アスリートの方からの相談で多い内容が、【集中】です。試合での大事な場面はもちろんのこと、練習や普段の生活の中でも「ここぞ!」という場面で集中したいという相談です。

一般的に集中する方法として、多くの専門家や書籍では『≪今≫に焦点を合わせる』ことと言われています。集中できない理由は、いわゆる『過去』や『未来』に囚われてしまっているためということです。

これは、間違いありません。集中できない理由は『過去=今までの実績、現在の評価、現在の立ち位置)』や『未来=結果、これからの評価)』に囚われているからです。しかし当然ながら、過去は変えられないし、未来はわかりません。実際、多くの方が集中できない理由は、未来です。ここで良いプレーをして『良い結果』を出したいと考えているからこそ、集中できないのです。(緊張もしてしまいます)

だからこそ専門家や書籍では、『≪今≫に焦点を合わせる』ことが大切だと言っているのです。

ちなみに、簡単に『≪今≫に焦点を合わせる』というけれど、具体的な方法はご存知ですか?SNSに情報発信をしている専門家は、一般的に教科書レベルの投稿をしており、あまり具体的な方法は示しません。そのため、その情報を鵜呑みにしてしまうと、知識は理解したけれど、実践できないという事態に陥ってしまいます。(よし、≪今≫に焦点を合わせるんだな!で、どうやるの??というように、、)大切なのは、実践力です。

ちなみに方法としては、このようなものがあります。目の前の一点を直視したり、メタ認知(俯瞰から自分を見る)したり、呼吸を整えたり。これらは、普段からコツコツとトレーニングを重ねることで、できるようになってきます。

しかし、わたしがお伝えしたいのは、もっと具体的な方法です。それは、

やるべき行動を明確にする

ことです。

ただ「勝ちたい!」と思っていても、勝てません。「結果」は誰にもわからないので、「結果」に囚われすぎても良いことはありません。囚われすぎると、それが集中を妨げてしまうのです。そのため、「結果」が欲しいときこそ、「結果が出る確率を高める」のです。そして、「結果が出る確率を高める」ための【行動】を明確にし、その【行動】をひたすらに遂行するのです。その【行動】を遂行している状態は、まさに【集中】している状態と言えます。

たとえば、サッカーのPKでキッカーを任された場合。当然、「決めてやる!」と誰もが思います。しかし、ここで「決める」ことに囚われすぎてしまうと、【集中】することが難しくなります。そのため、「決める」確率を高めるためには、どんなシュートを打つべきかを考えるのです。そして、そのシュートを打つためにはどんな行動を取るのかまで考えます。たとえば、蹴る直前までGKと目を合わせる、軸足の踏み込みを強くする、インステップに当てるなど。(サッカーは素人ですのでご容赦ください)つまり、PKを蹴るときに考えることは、「決めてやる!」ではなく、「(例)インステップに当てる」ことなのです。

このように、どんなシュートを打つべきか、そしてそのシュートを打つためにはどんな行動をするのか、と考えることが大切です。そうすると、今やるべき行動が明確となり、結果に囚われることなく行動に集中することができるのです。

ぜひ、【集中】したいと考える方は、結果に囚われないのはもちろんのこと、結果が出る確率を高めるための行動を明確にし、その行動をするためのやるべきことに意識を向けてみてください。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?