成長できる質問と成長できない質問
この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。
今回は、質問方法についてお伝えします。
ワクワクした未来に向かって日々行動をしていると、当然ながら壁にぶち当たることがあります。どうしても〇〇なパターンの動きができない、〇〇kgの重さが上がらない、〇〇で一歩踏み出せない、、、
まず大切なことは、壁にぶち当たるということはそれだけ行動し、成長しているということです。ここは絶対に忘れないでください。
そんな壁にぶち当たったとき、皆さんはどんな質問を自分自身に行っていますか?少し考えてみてください。
例)試合終盤、体力も消耗してきた場面での1対1の場面。相手の動きを見てから動き出してしまい、簡単に抜かれてしまった。
⇒①何でいつも待ってしまうんだ!?
⇒②自分から動き出すためにはどうすれば良いんだ!?
いかがでしょうか。おそらく、この文章を読んでいただいた方(実際に今はプレーをしていない)は②を選ぶ方が多いと思います。しかし、実際にプレーしている場面では①で自分自身に質問している方が多いと思います。
①と②の違いは、視点です。視点が過去か未来かということです。①は過去、②は未来を視点にした声掛けになります。
もう少しわかりやすく言うと、①はWHY(なぜ)②はHOW(どうやったら)で質問をしていることになります。
ちなみに、WHYで質問をすると答えは「~だから」といわゆる言い訳のような答えになってしまいます。「なぜ宿題を忘れたの?」「だってYouTube見てたから」のように。【過去】
ところがHOWで質問をすると答えは「~する」と改善策を見つけ出すことになります。「宿題をやるためにはどうする?」「YouTubeを見る前に時間を作る」のように。【未来】
当然、壁にぶち当たったときには改善策を見つけ、未来に向かって進むしかありません。その時に、自分自身に対して≪WHY≫で質問をしていても一向に前進はできません。壁を乗り越え、未来に向かうためには≪HOW≫で質問をすることを習慣付けるようにしてみてください。
試合翌日のミーティングなどで、反省点を振り返るときにはもちろん≪WHY≫は大切です。反省をしなければ前進はできません。しかし、試合中や練習中などいわゆるプレー中には反省していても時間は止まってくれません。前進するためには≪HOW≫で質問をすることを意識してください。ちなみに、≪HOW≫と同じように≪WHAT(何があればできる?)≫も有効です。
ぜひ、自分自身への質問は≪HOW≫≪WHAT≫を使ってみてください。
全てのアスリートが最大の力を発揮できる正解をつくる
プロメンタルコーチ箱﨑
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