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納豆の効果 -発酵の基本知識-㊳
納豆の栄養
納豆は納豆菌の発酵により、ゆで大豆にくらべ、抗酸化作用は4倍、栄養素は120倍にも増加します。
小さい子どもから、高齢者、妊婦、乳幼児の離乳食など、幅広い年代に効果があり、食す対象を選びません。
納豆菌
納豆菌の芽胞は生きて腸まで届き、善玉菌の働きを助けます。消化吸収を促進し、便秘解消効果があります。
カルシウム
骨や歯の形成を助け、神経の安定効果があります。
マグネシウム
カルシウムと摂取することで効果が高まります。
ポリアミン
納豆菌が発酵過程で生成します。動脈硬化予防効果があり、免疫力と新陳代謝の向上機能があります。
カリウム
ナトリウムを排出します。血圧を下げ、むくみを改善する効果があります。
リノール酸
動脈硬化を予防します。
ビタミンE
コレステロール値を下げ、血行を促進します。
イソフラボン
女性ホルモンのバランスを保ち、乳がん、更年期障害、骨粗しょう症予防に効果があります。
サポニン
高血圧、生活習慣病、動脈硬化予防、コレステロール値や中性脂肪を低下させる効果があります。
鉄分
赤血球の成分となり、貧血を予防します。
亜鉛
女性ホルモンの働きを高め、肌荒れ、シミ、ソバカスを予防します。
ビタミンB2
口内炎の予防や、肌や粘膜の健康を保ちます。
タンパク質
筋肉や臓器を作り、体のエネルギーになります。
ビタミンK2
納豆の最大の特徴とされ、ビタミンK2は、天然由来のビタミンで、チーズなどにも含まれる微生物で作られるビタミンです。
止血作用があり、油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。
骨を丈夫にし、骨粗しょう症予防にも効果があります。
レシチン
細胞の機能を向上します。また、血行をよくしたり、記憶力を高める効果があります。
ネバネバ成分に見る納豆の効果
ポリグルタミン酸
アミノ酸の連鎖による高分質のポリマーで、ネバネバの主成分です。
廃物の排出を促し、肌の潤いを保ちます。
保水力が非常に高く、納豆以外にも健康食品や医薬品などに使われ、食品以外にもエコ素材や環境浄化にも応用され、新たな分野の市場を目指す注目の素材です。
ナットウキナーゼ
納豆菌に含まれる、タンパク質分解酵素で、血栓を防止したり、血圧降下作用や、血行促進などに効果があります。
血栓を溶かす働きがあり、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化を予防します。
血中の血栓は早朝に出来やすいことや、ナットウキナーゼの血栓予防効果が8時間程持続することから、納豆は夕食に摂ることが最適で、
夜18:00~24:00の間に食べるのが効果的です。
朝納豆を食べることによる利点
納豆の血栓効果を求めるには夜に摂取することが望ましく、効果が得られますが、朝納豆を接収することにも利点があります。
納豆に含まれるレシチンには記憶力を高める効果がありますので、朝摂取することでその効果が期待できます。
納豆に含まれる水溶性食物繊維が脂肪や糖の吸収を穏やかにし、次の食事の糖や脂肪の吸収も穏やかにします。
このことを「セカンドミール効果」といいます。