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足を高く上げる、ちょっとしたコツ
先日、バレエをされているお客さんから、
「足を高く上げたい」
という相談を受けました。
依頼は、関節リリースによる可動域の拡大だったのですが、リリース前に足を確かめたところ大腿部の筋肉が妙に固い。
そこで、
「脚を上げる時、力を入れて上げてませんか?」
と尋ねてみました。
・「力の実感」は、屈筋にある
以前にも書きましたが、力の感じ方は筋肉によって異なります。
一般的に「力が入っている」ときに働いているのは屈筋。
手足を伸ばすときに使う伸筋は、力が入っていても自覚がありません。
今回のケースでは、屈筋はハムストリングス。
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足を上げるには腸腰筋と大腿四頭筋を使いますが、「力を入れよう」としたためにハムストリングスも強く働いて、足を引き下げていたのです。
・引き上げるのではなく、送り出す
そこで提案したのが、
「ハムストリングスを送り出す」
イメージ。
引き上げるのではなく、足の下面を送り出すイメージにすることで、ハムストリングスが働きにくくなります。
施術前にこのイメージを説明しただけで、足先が10センチ以上も高く上がるようになりました。
その後、関節リリースをしたことで、さらに高く上がるように。
なお、背中から臀部を通って、膝裏までの皮膚を送り出すイメージにすると、さらに有効です。
身体の使い方は、本当にイメージだけで変わります。
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