沖縄帰省2024夏②
前回の続き。
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初日の夜から夜遊びしすぎた私は、睡眠不足を解消することもできずに(自業自得)沖縄2日目の朝を迎えた。子供たちは6時には起き、タブレットでゲームを楽しんでいた。
「おはよう!」と無駄に元気よく声をかけた。
その無駄な元気は、自分が軽い二日酔いであることを認めたくない気持ちの表れだ。
間違いなく軽い二日酔い&睡眠不足継続中ではあったけれど、前日の夜は配偶者に子供を任せて1人で飲みに出かけたのだから、これはちょっと二日酔いだなんて言えないよ絶対。
顔を洗って、ベランダに出て海を見ながら500mlのミネラルウォーターを一気飲みしたら、少し元気になった気がした。沖縄の、海から吹いてくる独特な香りの風に顔を当てたのが良かったのかもしれない。
久しぶりに浴びてみて感じたが、沖縄のあのミネラルたっぷりの風って二日酔いに良さそう。知らんけど。
朝食会場のレストランが開く7時を待って、みんなで朝食を食べに1階へ向かった。
朝食は、沖縄らしいメニューをはじめ、洋食、和食と様々なメニューが並ぶブュッフェスタイル。県産和牛のステーキを目の前で焼いてくれるコーナーが1番人気で、常に行列ができていた。
朝からステーキとはみんな元気だなぁと思いながら、なんとなく沖縄っぽいメニューをチョイスして席へ戻ると、長男はしっかり和牛ステーキを食べていたし、配偶者はビールも飲んでいた。(朝からビールも飲み放題なんだぜ!)
そうか。私以外の家族は昨夜、健全に21時頃に就寝したんだった。みんな元気モリモリや。
私だって21時に就寝していれば、朝の7時にステーキ食べてビール飲むことぐらい余裕だったはずだ。
ところで以前、いろんなものが並ぶブュッフェの朝食で、クロワッサンとベーコンエッグとコーヒーだけを食べる外国人夫婦を見かけたことがある。
か、かっこいい…
そう思った。
果たして彼らは、何度目の沖縄旅行だったのだろう。他のメニューは気にならなかったのだろうか。もしかしたら、もう10泊目で、もういい加減沖縄メニューには飽きたわ!となっていたのだろうか。
それとも沖縄料理はお口に合わないのだろうか。
何だか気になってチラチラ見てしまったが、「私たち朝食はいつもコレなので」といった感じで、優雅に朝の食事を楽しんでいる様子だった。
年に何回旅行に行けば、あの余裕が生まれるのだろう。旅の目的にもはや「現地の食」は含まないレベルなのだろうか。食事はいつも食べるものを食べればいい、そんなことより知的欲求を満たす旅、「現地の歴史」「建造物」に触れるのが目的よっつうレベルなのだろうか。
それはそれで超ステキだ。意識高ぇーー。
きっとあの人たちは飛行機で窓際の席に座っても外の景色には目もくれず、シャッと窓を閉めてAirPodsを耳に差し込み、経済ジャーナリストのポッドキャスト番組を聴いているに違いない…(どんな偏見や)
と、そんなことまで考えてしまう。チラッと目に入ったことをつい深掘りして勝手な妄想が大暴走する系オバサンこと私。
いつか私も、ズラリと並んだ料理には目もくれず、海を眺めながらコーヒーとクロワッサンだけの朝食を食べる人になりたい…ようななりたくないような。
話が脱線した。
朝食を食べ終えたら部屋に戻って、みんなそれぞれのんびり好きに過ごした。
この日は兄と弟が企画してくれて、昼からビーチでBBQをする予定になっていた。ビーチでBBQ、つまりBBBQである。私は少しでも体力を回復させねばと小1時間ほど寝かせてもらった。小1時間でめちゃくちゃ回復した。睡眠って大事。
その間、子供たちは2人でかくれんぼしたり、ゲームしたりしていたみたいだ。配偶者も私と同じく寝ていたようだった。朝食にビール飲んで二度寝とか、休みの醍醐味ですなぁ。
そんなこんなであっという間に午前は過ぎていき、BBQの約束をしている12時が近づいてきたので、準備してビーチへ向かう。
快晴のビーチでBBQをするのだから、ビールを飲まないという選択肢は無い。
約束のビーチまではタクシーで向かった。
タクシーに乗って15分ほどで到着。
こちら、宜野湾市にあるトロピカルビーチ。
沖縄に住んでいた頃は、家が近かったからジョギングコースにしていて、よく走って来たものだ。
見慣れた風景だが、東京に住んでいる今となっては、なんて贅沢な場所を走っていたんだろうと思う。
約束の時間に着いたが、兄も弟もいなかった。
兄にLINEをおくったら、「オカンを迎えに行ってるから、先に飲んでてくれ」と返信が来たので、「どれどれ、じゃあお先にちょっと飲んじゃいましょうかね…♪」と、テーブルに置かれていたクーラーボックスを開けて飲み物を確認してみる。
クーラーボックスの蓋を開けると、キンキンに冷えた大量の缶酎ハイ。兄貴、気合い入ってんな。
ウキウキしながらラインナップを確認してみると、
・角ハイボール濃いめ(9%)
・麒麟特製レモンサワー(9%)
・翠ジンソーダ(7%)
・ジャックコーク(7%)
この4種類のようだった。
えっ
ちょっとお兄さん?
ビールは?ビールが見当たらないが?
いや、ハイボールもレモンサワーもいいんだけどさ。
なんで全部、アルコール7%とか9%とか濃いめのやつしかないの?
昼から飲むにはアルコール度数が強すぎるのよ。
軽めの二日酔い(自業自得)の身としては、まずは軽くビールでジャブ打ってからじゃないと。いきなり濃いめのハイボールなんて飲んだら1RでKOされてまうんだが。
配偶者も私と同意見だったので、私はビーチの売店へ行って定価の2倍ぐらいの値段がつけられた缶ビールを買った。オリオンビールが400円…高い…でも飲みたい…高ぇ…。
3秒ほど悩んだけど思い切って購入。
400円もする高価なオリオンビールビールを握りしめて戻ると、すでに兄と弟と母が到着しており、ビールをたんまり買ってきていた。
人生はそんなもん。
さっそくプシュっと缶を開け、みんなで乾杯。
暑い日に外で飲むビールは水のようにゴクゴク入っていく。最高。二日酔い治った。
濃いめ缶チューハイばかりを買ってきた兄は、お〜いお茶ばかりをゴクゴク飲んでいた。二日酔いとのことだった。血は争えない。
大人たちは昼酒を飲むという楽しみがあるが、子どもたちは「はやく海はいりたい!」「ねえ海はいろうよー!」と不満そう。そりゃあそうだ。
騒ぐ2人を着替えさせ、ビーチへ。
この日は大潮でしかも干潮の時間だったため、ビーチはすごく浅くなっていて、子どもたちにはちょうど良い感じだった。
ビーチで子供たちを遊ばせるのは配偶者に任せて、私は焼いた肉を食べながらひたすらハイボールやらチューハイやらを飲んでいた。
何年振りだろうか、海の側で肉焼いて酒飲むのは。
若かりし頃は、夏といえばそんなことばっかりしていたな。夏の海は思い出が多すぎるぜ。
ところでビーチに設置されたスピーカーから音楽が流れているのだが、レミオロメンの「粉雪」が聴こえてきたときはハイボール吹いた。8月の沖縄のビーチで、こなぁあああゆきぃいいいーーーー言われましても。
3本目のハイボールを飲み終わってもまだ炎天下の海で遊び続ける子供たちを呼び戻し、一旦ご飯を食べさせる。と言っても偏食ボーイズはほとんど何も食べない。最近焼肉が好きな長男だが、タレに漬けてある肉は苦手らしい。
おにぎりも買ってきてくれていたが、我が子らは具が入ったおにぎりは食べない。塩おにぎり命なのだ。しかしコンビニの塩おにぎりは「へんなあじがする」と言って食べない。まったく外メシに向かない子たちなのだ。
めんどくせぇ偏食ボーイズは、保険で買ってきてくれていたマックのナゲットを主に食していた。あと、おっとっと。
兄プレゼンツ、スイカ割りもやらせてもらった。
次男は「やらなーい!」とのことだったので不参加。
スイカ割り、思ったより難しいし思ったより楽しかった。飲んでるときに目隠ししてバットをおでこに付けてぐるぐる回るの、ほんと無理っす。
とにかくもう、誤って人の頭をかち割らないかだけが不安で仕方がないゲーム。
ところで写真を見て思い出したが、兄がブルーノ・マーズのTシャツを着ていたのにツッコむの忘れてた。ツッコミ待ちだったんじゃなかろうか…申し訳ないことをした。
それはいいとして、スイカは我が弟が割ってくれた。
さあみんなで食べようー!と、兄が切り分けてくれだが、偏食ボーイズは当然のように「スイカはたべない」と。いいんだ、子供は空気なんか読まなくていいんだよ。
休憩して、海で遊んで、休憩して、海で遊んで…を繰り返した結果、ついに次男が電池切れした。
朝も早起きしてたし、12時から思いっきり海遊びしたら、そりゃあ寝るぜ3歳児。
一応水着を脱がせて着替えさせてはいるが、シャワーは浴びてない状態。ベッタベターー。
そして彼を寝かせる場所もないので、私はずっと膝の上で抱っこしたままで、ササっと片付けてくれるみんなを見守るだけだった。かたじけない(片付けない)
久しぶりに海の側でのBBQは楽しかったなぁ。企画、セッティング、買い出しなどしてくれた兄と弟に感謝しかない。ブルーノ・マーズTシャツにツッコまなくてゴメン。
タクシーでホテルに戻ったのが17:30頃だっただろうか。海上がりで砂が付いた状態で寝ている次男は布団に寝かせるわけにはいかず、とりあえずソファーで寝てもらう。ウネウネ動くが起きる気配はない。
しょうがないので配偶者と長男2人だけで風呂へ行ってもらった。次男はそのうち起きるだろうから、起きたら私が一緒に入ればいいかと。
しかし2時間経っても起きる気配はない。
ビーチで寝たのが16:30頃だったから、かれこれ3時間は寝ている…。寝すぎでは?さすがに海入ったのにシャワーも浴びないで朝まで寝るのはナシで頼む。
ほんで長男はやたら元気っていう。
次男より遥かに長時間海につかって遊んでいたんだが、やっぱり6歳ともなると体力あるなぁ。
風呂入ってサッパリして、軽くご飯も食べて、ゴキゲンで歌を歌いながら大好きなゲームを楽しんでいる。
歌っているのは、某お笑い芸人さんのネタの歌。
もう1年以上前ぐらいにちょっと流行ったらしいネタで、「リンゴ♪ゴリラ♪ラッパ♪パセリ♪」をループして歌うやつ。あれに今さらハマっている我が子ら。
子供らに聴かされすぎて、私までリンゴゴリララッパパセリが頭から離れなくてわりと本当に困っている。
それにしても次男起きねぇな。
そうこうしているうちに、21時になったので長男を布団へ誘導。「たのしすぎたから、ねれそうにないなぁ」とか言っていたけど、1分で寝た。リアルのび太くん。
長男が就寝して一息ついて、缶チューハイを開けようとしたところでついに次男が起きた。開口一番「おなかすいた」とのことだった。そうでしょうねぇ、お昼もろくに食べずにあんだけ遊んだんだから。
こんなこともあろうかと、配偶者に買ってきてもらったカップ麺がすぐに大活躍。
4時間半も寝てしまったから、もう寝ないのではないかと絶望したが、歯磨きをして布団へ連れて行くと、意外にもすんなり寝てくれた。よかったーーーー!
⭐︎⭐︎⭐︎
カメラロールでこの日の写真を見てみると、雪見だいふくを食べる次男の写真が最後だった。
それもそのはず、このあとすぐに私と配偶者も寝たのだから。
ちょろっと飲みに出ようかな…という考えが浮かばなかったわけではないが、さすがに昼から太陽の下で飲み続けていたので体力を消耗した。
睡眠は大事なので、おとなしく寝て2日目は終了。
続きの3日目の話まで頑張って書くぞーーー!