ワンオペ店主年末に寝込む
看護師が経験0で飲食店を開業した記録。4年目に突入しました。2020年10月、福岡で“昼から飲もう、日替わりおかずと楽しいお酒”「博多okatteふじコ」をグルメタウン薬院に開業。開業前の様子からnoteに綴ってきました。わたしの最終目標は、看護師を副業にすること。『飲食店×看護師』の発想で何が出来るか、出来ているのか。気付きや考えていることを書き綴っています。
テレビでは紅白歌合戦があっています。
キラキラした眩しいアーチストを観ていると、ここぞという本番に合わせて調整して、この日を迎えてるんだろうなと思います。
それがプロですね。
私もそのつもりでした・・・・・
―――――――――――――――――
当店は、ひとり客が95%。
日常生活に寄り添った、特別なことは何もない、いつもそこに在る店です。なので、忘年会や宴会シーズンになると、いつも来られるお客様もそちらに行くため、客足は減り寂しくなります。クリスマスが終わると、12月の諸々の忙しさの報告とともに、いつも来られるお客様が順番にご挨拶に来店して下さる、それが年内の営業の終了の様子です。
それが今年の暮れはその予定調和が、狂う事件が起きました。クリスマスパーティーをした翌日、私に10年ぶりの喘息発作が出てしまったのです。12月25日深夜、それは起きました。
年末の営業は残り4日
貸切予約、忘年会の計画が有りました。
予約もいくつか頂いていました。
とりあえず、咳が酷いので身体を休めます。
夜間にかけて咳が出るので、不眠です。
薬を貰いに病院にも行きました。
予約のお客様にはお断りの謝罪連絡を入れて、
自宅で寝込みました。
28日 貸切営業
29日 忘年会
咳は出ますが、身体は随分楽になって
なんとか営業することが出来ました。有難いことに、事情を知った上でも、たくさんのお客様に来店して頂くことが出来ました。
―――――――――――――――――
そんな感じで今年の営業は終わりました。
今もまだ咳が出て、良い状態とは言えません。
―――――――――――――――――
【ワンオペ店主が身体を壊すとどうなるのか】
体調が悪い場合は休むしかないのだけど
休むときに起きたことを下記にまとめる。
・臨時休業のため買い置きの食品の廃棄
・仕込んでいたものの廃棄
・片付けはしないといけない
・予約頂いてるお客様への説明と謝罪
・関係業者さんへの連絡
・既に注文済みのものはキャンセルが効かない
受け取りも必要になる
営業が出来そうと判断した場合の準備
・仕入れ、買い物に行く
・仕込み
・関係業者さんへの連絡、発注
・SNS告知
―――――――――――――――――
至極当たり前の事なんですが、
身体を休めるために休んでいる間、その前後にはこの作業があって。それを経て営業再開に至ることが出来ます。ワンオペですから代わりに行ってくれたり、やってくれる人は居ません。
そして一番の痛手は、
この間、損失ばかりで収入は皆無だということ。飲食店は開けないと利益は1円も有りませんし、閉めていると廃棄ロス損失、固定費は出ている、という二重苦が起きています。
看護師時代、病欠したことは無いのですが、
サラリーマンの有休や傷病手当という制度を、流石に羨ましいと思ってしまいました。休んでても、収入があるなんて凄い制度です。
なんて事を思った私でした。
思ってもしょうがないのに、ね。
――――――――――――――――
短期的に物事考えるんじゃない。
目先の利益より身体が大事。
今は休んで備えよう。
と、ひたすら言い聞かせておかないと、
不安になる、ことを知りました。
年々歳を重ねるしかなくて、
健康不安がどんどん出てくるのかもしれません。その都度、こんな風になるのかと思うといささかこの先が心配になりますが、これが自分の選んだ道でもあるのです。
どうしようも無いことに抗ったり、
不安になるより、どうやって最短で元気になって、不安を受け流せるようなマインドチェンジの術を身に付けていった方が、良さそうだなぁと前向きに、前向きに。
と考えたりするのも一人です(笑)
頑張れ自分
ワンオペ上等
もうすぐ新しい年が来ようとしている
早く治れ~