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一流シェフの生き様が著された『三流シェフ』 から学ぶ突破術
YouTubeにてFNNプライムオンラインの『【Mr.サンデー】天才・三國シェフ物語“人生突破術”【リアルストーリー】』という動画を偶然に視聴しました。本動画を視聴したことで、さらに詳しく三國シェフの生き様に興味を持った私は、本動画で引用された『三流シェフ』(三國 清三 著)を読むことにしました。
本書によると、三國シェフが世界のミクニになれた理由は氏の突破術にあるようです。三國シェフは一流の環境で料理人としての修行に励みますが、そのような環境に身を置くことができたのは氏の突破術にほかなりません。三國シェフは持ち前の突破術で、本来であれば応募資格がない一流ホテルにおける料理人の職を直談判で獲得しますし、人が嫌がる鍋洗いの仕事を腐らずに何年も継続することで、上の人たちから引き立てられ一流シェフとしての高みへと駆け上がるのです。
突破術という観点で自身の人生を振り返ると、私も役職が高い人たちに直談判することは少なからずあり、例えば下記の記事で述べた通り、私が希望する仕事を新たに創ることはあります。
一方、私は人が嫌がる鍋洗いのような仕事を腐らずに何年も継続することはできないと思います。正直なところ、私は「今どきの若いモン」なので嫌な仕事に対する耐性は大して持ち合わせておらず、嫌な仕事をするくらいならば直談判して別の仕事をするか、別の企業へ転職するか、起業するかのいずれかを選択します。私自身を擁護する意図は全くないのですが、恐らくこのような生き方が現代では主流なのではないでしょうか。
私と三國シェフとでは生きる時代がまるで異なりますが、氏のように人が嫌がる仕事をこなすことが必要な局面はあることでしょう。組織に属していると感じますが、その理由の一つは自分のやりたい仕事だけをする人は周りからの尊敬が得られないため、三國シェフのように上から引き立てられることは難しいですし、周囲もその人に対して愛想を尽かしてしまいます。その結果、その人の居場所が歳を経るとともになくなってしまい、やりたい仕事も結局できなくなってしまうのです。
三國シェフは料理人としての実力はさることながら、持ち前の突破術があるからこそ世界のミクニとして立身出世したのです。上述した動画および『三流シェフ』は、今どきの若いモンの代表格である私には学ぶことが多々ありました。
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なお、2025年1月2日現在、本書は下記のリンクにあるAudibleに登録すれば無料で聴くことが可能です。
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