素人による電子工作の学習記録 4回目〜ロータリーポテンショメーターによるLEDの光度の調整
はじめに
本稿は連載『素人による電子工作の学習記録』の4回目です。前稿の3回目では、電子工作の素人である私が押しボタンスイッチを用いてLEDを点滅させる方法に関して学習したことを述べました。そして4回目の本稿では、ロータリーポテンショメーターを用いてLEDの光度を調整させる方法に関して学習したことを述べます。
用いた部品
今回は下記の(a)-(g)に示した部品を用いました(図1を参照)。
(a)コントロールボード× 1
(b)ブレッドボード× 1
(c) USBケーブル× 1
(d) Jumper M/M × 5
(e) LED × 1
(f) 抵抗 220Ω × 1
(g) ロータリーポテンショメーター
ロータリーポテンショメーター
ロータリーポテンショメータとは図2の部品を指し、この突起状の部分を回転させるとLEDの光度を調整できます。
電子回路の構成
電子回路の構成は図3の通りです。今回の目標は、図3にあるロータリーポテンショメーターを回転させることでLEDの光度を調整することです。
プログラム
プログラムは下記の通りです。なお、本プログラムで用いた関数はこちらのURLから参照できます。
int ADC_value;
int LED_Pin = 9;
void setup(){
pinMode(LED_Pin, OUTPUT);
}
void loop(){
//analogRead() reads the value from the specified analog pin.
ADC_value = analogRead(A0);
//analogWrite() writes an analog value (PWM wave) to a pin.
//map() re-maps a number from one range to another.
analogWrite(LED_Pin, map(ADC_value, 0 , 1023, 0, 255));
}
LEDの光度の調整
結果は図4-6のようになりました。図4はロータリーポテンショメーターを回転させない場合、図5はロータリーポテンショメーターを少しだけ回転させた場合、図6はロータリーポテンショメーターを最大に回転させた場合におけるLEDの光度を表します。これらの図を比較することで、LEDの光度がロータリーポテンショメーターによって調整されることが分かります。
後記
私は今回の学習で初めて、ロータリーポテンショメーターという部品の名前を知りました。皆さんはこの部品の名前をご存知でしたでしょうか。英語ではこれをrotary potentiometerとつづるようでして、rotaryは回転を意味するので英語の方がカタカナよりも分かりやすいかもしれませんね。
『素人による電子工作の学習記録 』は次回の5回目に続きます。どうぞお楽しみに!
***
著者からのお願い
この記事がよいと思っていただけましたら、下記にある「スキ」のアイコンをクリックしていただけますと非常に励みになります。「スキ」の数に応じて、今後に執筆する記事の内容を参考にさせていただきます。
また、下記にある「気に入ったらサポート」をクリックしていただき、著者をサポートしてくださいましたら望外の喜びです。
著者のXアカウント
ハカセさん@since20230823
https://twitter.com/since20230823