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文化の合う場所で働く大切さ

 私は民間の会社で研究開発職として働いており、昨年度から二つの部門に所属しています。一つの部門は電気系で、もう一つの部門は情報系です。どちらも同じ会社ではあるものの、私には情報系の部門の方が働きやすいので、これらの違いを観察した結果、最大の理由は文化の違いだと考えるに至りました。

 電気系の部門は典型的な昭和の雰囲気があるのに対し、情報系の部門は昭和の雰囲気を排し働きやすい環境を作ろうとする文化があります。私の所属する会社自体が昭和の雰囲気を残しているので、電気系の部門はこの会社の中では普通であり、むしろ情報系の部門が異質の存在です。実際のところ、良くも悪くも情報系の部門は何かと会社の中で目立っています。

 会社には以前から情報系の部門に類似する部門があるものの、類似の部門も昭和の雰囲気に飲み込まれています。このような経緯から、電気系や情報系という業界の違いよりも、それぞれに集まる人たちが醸成する文化に違いがあると考えました。

 日本の村社会において、私の所属する会社は相対的にホワイトに分類されるので、会社という枠組みだけではなく、会社の中で実際に所属する部門の文化が自分に合うことが働く上で大切です。同じ会社の電気系の部門と情報系の部門の二つに所属することで、働きやすさがまるで違うと痛感したからです。

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