隠すのには理由があって~マッチョに罪はないのだけれど【こころのままに、とりとめもなく(7)】
息子が画面を隠すようになった。
現在中学1年生の息子が、YouTubeを見ているときの画面を隠すようになったのは、小学6年生の後半くらいからだ。
それまでは、リビングでボイスチャットをしながら楽しんでいたオンラインゲームも、寝室に籠ってするようになった。
思春期というお年頃になって、親に見られたくない聞かれたくないことが増えてきたようだ。
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思わず画面を隠してしまうのは、子供に限った話ではありませんよね。
私も無意識のうちに隠していることがあります。
特に、XやインスタなどのSNSを見ていて、画面に画像が表示されているときです。
画像は、一目で何を見ていたのかが、わかってしまいますからね。
後ろめたいことは何もないのに、ついつい隠してしまう。
中でも、マッチョな方やマッチョを目指す方のトレーニング動画や自撮り画像は、マッハのスピードで隠してしまう。身の危険を感じたときの脊髄反射といってもいいかもしれない。
家族にチラッとでも覗かれたらと思うと、瞬時に警戒アンテナが研ぎ澄まされ、画面をスクロールする指の動きも速くなる。
例え、投稿自体がおもしろかったり興味深かったりする方でも、覗いただけの相手にそれは伝わらない。
伝わるのは、母が、妻が、マッチョな肉体を見ていたという一瞬の事実だけ。
何か聞いてくれでもすれば「投稿内容がおもしろいからフォローしてるんだけど、たまに肉体が出てくるのよね」と釈明説明もできるのだけれど、無言で勝手に解釈されるのはつらい。
また、見たのが子供たちならまだいい。
夫だったらと考えるだけで気が重くなり、汗がでてくる。きっと「へぇーそういうのが好きなんだー」と拗ねるに違いない。もしくは、ただただ機嫌が悪くなる。
だから、マッチョさんへのいいねやフォローは二の足を踏んでしまうのだ。明るく実直な方が多いのに、もったいないことをしてしまっている自覚はある。
でも、タイムラインにマッチョが増えるような危険を冒すわけにはいかないので、ご理解いただきたい ←
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誰に何を釈明してるんだって感じで、私の見られたくない話が長くなってしまった。マッチョさん、引き合いに出してしまってごめんなさい。
でも、自分が見ている画面を見られたくない思いはきっと誰にでもあるでしょう。そこに、健全とか不健全とかは関係なく。
息子が画面を隠してしまうのにも、理由があるんだ、きっと。なんか恥ずかしい、とかね。
ひっつき虫の甘えん坊も、やっとここまで成長してきたんだなと思って、このまま気にしない素ぶりで過ごそうと思う。
だからといって気にならないわけではないのだ、だって母親だもの。