ミサイルと花火はなにが違うのと君が聞くから色めいた空【短歌】

金閣寺の主人公はB29の重鈍とした鉄の艶かしさと緋色に色づく僕弾に恍惚とした美しさを見出しましたが、僕にもイランへの爆撃は美しく思われました。

花火みたいな流星群みたいな砲撃の中で一瞬にして蒸発できたなら美しさの中に消えていける気がします。

こんな破滅衝動は今の自分に不安と焦燥があるからなのかな。無い物ねだりなのかもしれない。けど戦争を望む人は案外居るのかもしれない。

資本主義社会で活躍できない人や一般社会では許容されないサディズムを生まれながらに抱える人にとって戦争は自分を輝かせる場にだってなり得る。一つの基準における敗者を異なる基準における勝者に新しく仕立てることが人間の価値創造性だとしたら、戦争は価値を創造していると言えるかもしれない?

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