ハカイさん

浪人生 短歌を詠みます

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頬を刺す床の冷たさすさまじく取り上げられし布団が恋し【短歌】

風邪ひいちゃうよ。

    • 空に紛るるビル群の衣擦れ満ちる法明寺の参道を行く【短歌】

      共通テスト模試を受けに池袋に行きました。人混みが好きじゃないので近くの雑司が谷で降りて歩いて向かいました。 試験が早くに終わり時間が余ったので法明寺に寄りました。 英語は超自信あり!

      • 父親の足に靴下の痕なかなか消えぬやありてなむ悲しかりける【短歌】

        中年は足がむくむらしいです。

        • 寒さは寂しさそのもので夕暮れさえも震えている秋【短歌】

          落ち葉を踏む時の音は「カサっ」とか「サク」と形容されがちですが、実際に踏んでみると葉の裏側が濡れていて静かなしっとりとした音がすることが多いです。 そういう時に僕はどうしてか寂しいような気がしてしまうんですよね。 何なんでしょうほんとに。

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        • 【毎日短歌】
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        記事

          一乗の祭りの囃子や朗らかに宗徒の生の証明となれ【短歌】

          地元の一乗仏教系の新興宗教の御会式が今年も開催されました。 僕は一乗仏教の考え方が好きです。誰でも成仏できると教えは無条件にすべての人の存在を肯定してくれるようで、心強くなれます。 僕は宗徒ではないですが、宗徒の方々が、朗らかに奏でられる囃子の音が自身の存在の証明と思えたらなんと素敵なことでしょう。

          一乗の祭りの囃子や朗らかに宗徒の生の証明となれ【短歌】

          もう縁を切った人がくれしミサンガよ今更何を結んでくれるの【短歌】

          部屋を整理してたら昔に貰ったミサンガが出てきました。 もう縁を切ってしまった人のミサンガが今更何を結んでくれるというのか。心のモヤモヤと一緒に、いっそ捨ててしまおう。 結局一度もつけないままだったな。

          もう縁を切った人がくれしミサンガよ今更何を結んでくれるの【短歌】

          眠気まなこのカーブミラーに朝露ひかる雨上がりの空【短歌】

          雨上がりの朝が好きだ。アスファルトや土から香る清々しい匂い。キリッとした天然水みたいな肌寒さ。建物と空との境を強調するくっきりとしたコントラスト。水分を湛える空気の潤沢さ。日が上りきる前の静かなオープニングテーマかのようだ。 朝露と靄に霞んでカーブミラーはぼやけている。キラキラ光る空中の粒子が輝く。

          眠気まなこのカーブミラーに朝露ひかる雨上がりの空【短歌】

          すれ違う誰も目を見てくれない幽霊だらけの善福寺川【短歌】

          すれ違うみんなと挨拶したい。 勇気出してしてみるけど誰も返してくれない…。

          すれ違う誰も目を見てくれない幽霊だらけの善福寺川【短歌】

          気まぐれに始めしセルフカットでも塵も積もれば山となりかな 僕

          気まぐれに始めしセルフカットでも塵も積もれば山となりかな 僕

          「私のために生きて欲しい」と月が言ってくれよ僕らのためにさ【短歌】

          誰かのために生きたい。誰かのために存在していたい。誰かのために今日という日を生き延びたことにしてみたい。誰かのために勇気を振り絞りたい。 結局僕は、何者かになりたい。 人間が今ここに存在しているということに本質的な意味も理由もないと思う。 ちっちゃい何かが海底火山の熱を吸収して意味もなく生命活動を始めた時から、地球上の全ての命は意味もなく生命活動を続けている。 僕が今日生きているのも、死ぬか生きるかの選択でだらしなく、生きることを妥協して選択してきたからに過ぎない。 僕

          「私のために生きて欲しい」と月が言ってくれよ僕らのためにさ【短歌】

          吐き気のような人混みに吐き気のようにいきていて吐き気のように流されていたい【短歌】

          用事があって池袋に行ってきました。街中も駅構内も電車も人で溢れかえっています。一人ひとりに人生があることを考えると吐き気がします。僕は僕1人の人生すら手に余るのに、たくさんの人生が押し付けられてくるようです。一人ひとりに一人ひとり以上の悩みがあることも僕を混乱させます。 そして、一人ひとりが自由なら、僕はこの世界をどう捉えたらいいんだ。吐き気のように衝動的に流されてしまいたい。

          吐き気のような人混みに吐き気のようにいきていて吐き気のように流されていたい【短歌】

          東京の空は決して狭くないバカにするなよ僕の故郷を【短歌】

          僕は、両親も東京生まれ東京育ち、僕自身も東京生まれ東京育ちの、根っからの東京人です。 だから、 10月の銀杏に色づく校庭の澄んだ東京の空がどれだけ高いことか、 児童館の横の公園の遊具のいちばん上で大の字に仰向けになって見る東京の空がどれだけ深く青いことか、 登ると白い粉が手や服に付く防災庫の上で鬼から逃げていた時の東京の空がどれほど晴れていたことか、 7時ごろに町の銭湯から出た時の夕方の東京の空がどれほど明るかったことか、 周りが有名大学へ進学するのに僕は浪人する

          東京の空は決して狭くないバカにするなよ僕の故郷を【短歌】

          ふと思われて秋高く澄み おはようさんシャキーンと始まれこの朝と【短歌】

          僕が小学校時代に毎朝聞いてた曲。7時になるとこの曲が2チャンで流れるので、ニュースを見ていた父親にお願いして必ずその時間だけは「シャキーン!」に回してもらっていました。なのでこの曲は僕にとって2つ目の目覚まし時計のような存在です。これから朝が始まるぞ!みたいな笑。 ふとした瞬間に、なつかしいフレーズが蘇ります。 シャキーン!

          ふと思われて秋高く澄み おはようさんシャキーンと始まれこの朝と【短歌】

          夜寒ゆえ迷子の靴下探してます 布団の中でローラー作戦【短歌】

          寝始めは暑くて片足だけ脱いだんですけどね、途中からやっぱ寒くなってきて探してます。裸足になったしまった右足で笑。みなさんも同じことやりますよね…?

          夜寒ゆえ迷子の靴下探してます 布団の中でローラー作戦【短歌】

          アラビアとアラビアータは無関係 怒ってるって意味なんだって【短歌】

          怒ってるって意味だから辛くないといけないらしいです!🌶️

          アラビアとアラビアータは無関係 怒ってるって意味なんだって【短歌】

          生気のない母の顔が心配で私自身があなただと知る【短歌】

          宅浪の僕にとって家族が普段通りでなくなることは即ち僕の存在の危機です

          生気のない母の顔が心配で私自身があなただと知る【短歌】