【毎日短歌】羅城門に啼く/松下隆一【書評】
なむあみだぶつなむあみだぶつなむあみだぶつ唱えれば満つ羅城門こんにちは。ハカイさんです。
前に読んだ「春を待つ」が面白かったので、松下隆一さんの代表作「羅生門に啼く」を読ませていただきました。
「あらすじ」
親を知らずに育ち、殺人や悪事をして日銭を稼ぐ主人公イチは、役人に捕まり斬首されるところを市の聖空也上人に助けられる。
上人と行動するうちに回心し、以前に自身の手で殺した女の娘の面倒を見ることになるが、娘は身籠っていた。
親と子という関係自体を憎んでいたイチが、他人の子を