見出し画像

16年かけて、私たち夫婦が進化したという話

フォローさせていただいている、midori doremiさんが、興味深い記事を書かれていました。

みどりさんは、これまで「体調が悪い時」は、言葉にして夫さんに伝えていたそうですが…
ある日、夫さんから「あれ、体調悪いの?」と声をかけてくれたそうです。

こちらが何も申し出ていないのに、妻の些細な変化に気づいてくれる。気遣ってくれる。
これは、夫婦関係の奇跡、と呼べるのではないかと思うのだ。

記事より

これ、我が家は逆でした。
16年前に夫と付き合い始め、そして13年前に入籍し…
私は常に、夫の体調に気を遣っていました。

疲れがたまっていないか。
ストレスは大丈夫か。
筋肉痛になっていないか。

夫の顔色を見て、しんどうそうなら栄養ドリンクを買ってくる。
ストレスがたまっているようなら、愚痴を聞く。
筋肉痛になっていれば、ストレッチをする。

そうやって、何事も「夫ファースト」でやってきました。

夫はもともと、自己中心的でわがままな人でした。
というか、付き合い始めたころの夫は「自分のことで精いっぱい」だったのだと思います。

前妻に裏切られ、職場の人間関係も最悪…
職場と自宅マンションを往復するだけの毎日。
面白いことなんて、ひとつもない。

16年前の夫は、そんな状態でした。
死んだ魚の目をしていました。

私に対しても、時にはぞんざいな扱いでした。
長らく「彼女」と認定されませんでした。

私と一緒に出掛けた時、夫の先輩に会って…
「彼女?」
と聞かれた時も、

「いえ、そんなんじゃないです」
と否定されました。
あれはつらかったなぁ(笑)

でも。
私は、そんな夫のそばにいたかった。
何とかして、支えたいと思った。

なぜか。
見た目だけは、超絶好みの元美少年だったからです。

顔ちっさい。
脚なっがい。
鼻たっかい。
あごほっそい。

例えていうなれば、大和和紀さんの「あさきゆめみし」の源氏のような。
いや言いすぎか。
まぁでも当たらずとも遠からずか。
全然違うか。

まぁそんなことはどうでもいい。

疲れがたまると、時にモラ化する夫。
最近は減りましたが、大喧嘩になったことも多々あります。
まぁモラ化は「甘えている」に他ならないんですけどね。

それでも。
私は常に「夫ファースト」を貫いてきました。

その結果。
夫は、少しずつ優しくなりました。
今では、私のことをとても大切にしてくれています。

夫はめきめきと進化を遂げていく。

言葉にしなくても伝わる、非言語コミュニケーション。
相手の好きを取り入れた、知性あふれるコミュニケーション。

正直、こんな至福、予想もしていなかった。

みどりさんの記事より

夫と出会ったころは、私も予想できませんでした。

「変化を共にした同士」だからこそ、得られる新しいコニュニケーションの姿がきっとある。

みどりさんの記事より

付き合い始めた頃、私は32歳、夫は37歳。
あれから16年経ち…
私も夫も変化しました。

昨日よりは今日。
今日よりは明日。

こうして、少しずつ信頼関係を築いてきました。

多分、今が一番仲がいい。

いいなと思ったら応援しよう!

中岡 始
いただいたサポートは、リポビタンDを買うために使わせていただきます!

この記事が参加している募集