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筋トレって、すごいかもしれない

約半年前、私はジムに通いはじめました。

そもそも、
「無気力な自分に活力を取り戻したい!」
という自分でもよくわからない動機で始めたジム通いでしたが…

結論を言うと、転職が決まりました。


さっきまで筋トレの話をしていたはずなのに、なぜ転職になってしまうのか。自分の中ではしっかりつながっていますので、順番にまとめてみます。

なぜ転職するのか?

正直、今の仕事に不満はありません。
いや、まったくないといえば嘘になりますが、転職を真剣に考えるような致命的な不満はなかったというのが実際のところです。

仕事自体は楽しくやっていましたし、一緒に働いている人たちも良い方ばかりです。給料もそれなりにもらえていました。

しかし、今わたしが働いている業界はいわゆる「斜陽産業」と言われるピークを過ぎた業界であり、実際私が働いている部署も「業務削減・人員削減」が会社の方針として示されています。

そんな組織に、ずっといたいと思えなくなりました。

ただ「斜陽産業」であることは入社時点でもなんとなくわかっていたし、「業務削減・人員削減」も数年前から示されていたのに、なぜ今、転職を思い立ったのか?

なぜ転職する気になったのか?

前述の通り仕事自体は楽しく、やりがいもそれなりに感じながら毎日を過ごしていました。

しかし、全く不安や不満がなかったわけではありません。

  • 今それなりの給料をもらえているのは残業手当や休日出勤手当が大半を占めているからで、会社の方針転換や健康上の理由でそれらがなくなると、急激に給料が下がってしまう。

  • 「じゃあ昇進を目指せば給料も上がるし、いいんじゃないか」と考えるも、給料の上がり幅は微々たるもので昇進基準も不明瞭。もし昇進しても業務内容を見ると今以上のやりがいを感じるのは難しい。

今までは考えることはあれど「まあ今は安定して給料もらえてるし、仕事も楽しいし、いいや」と途中で考えるのをやめていました。

そんなとき、会社から社内向けの方針説明会があり「業務削減・人員削減」が再度提唱されます。

  • 業務削減により残業と休日出勤が減少するため、ワークライフバランスの向上が期待できる(今までの給料を維持することが難しい)

  • 人員削減により将来業務内容が大きく変わる(配置転換になる可能性)

説明自体は、数年前から聞いていたことと大きく変わっていません。
しかしこれを自分なりに解釈すると、
「今の仕事ができなくなって、なおかつ給料も下がったら俺は何をモチベーションにこの会社で働けばいいのか」
という疑問が当然湧いてきます。もちろん現状のままでは解決策を見いだせません。よって今までは「まあクビ切られるわけじゃないし、いっか」と流していました。

ただ今回は、ある解決策を見いだします。

そうだ、転職すればいいじゃん。

ふと思い立ってしまったのです。
不本意な仕事を低い給料でやるより、少しでも自分がやりたい仕事をやって、給料も上がる可能性を残したほうがいいのではないか。
転職自体は世の中でありがちな選択肢ですが、自分の中でこの発想が出てきたのはかなり衝撃的でした。

一度思い立ったら行動は早いので、早速転職エージェントに登録しました。

いざ転職活動

かといって今までと同じ仕事をしていては、近い将来同じ悩みを抱えることは目に見えています。というわけで転職エージェントには「全く違う業界で全く違う仕事をしたいです」とお願いし、職種も絞りました。

しかし30代男性が未経験職種に飛び込むことは簡単ではないようで「正直かなり厳しいです。20~30社応募して1~2社面接できたらいい方ではないでしょうか」と言われてしまう。

ただ今の私はそんなことを言われたくらいではめげません。
転職活動本を数冊読み込み、職務経歴書を丸一日かけて完成させます。エージェントからも「内容はこれでいいと思います」と一発OK。

その後は紹介された企業を自分なりに調べ、自力で見つけた企業と合わせて5~6社に応募。2社の面接にこぎつけ、1社から内定をいただけました。
活動開始から1ヶ月半。エージェントいわく、びっくりするくらい早い決着だそうです。

やっぱ筋トレって、すごい

転職活動中はジムに通う時間がなかなか取れず、ほぼお休み状態でした。しかし、活動が終わってもモチベーションは上がらず、ジムから足は遠のいたままでした。今思えば燃え尽き症候群のようになっていたと思います。

まず有給消化という人生の夏休みに向け、活力を養わねば。
重い腰を上げ、ほぼ2ヶ月ぶりにジムに行くと全身が筋肉痛に。初心に帰ったようでした。しかし一度行ってしまうと不思議と続くもので、現在は週3回のペースに復活しています。

あの時転職という発想が出て、かつそれを具体的にイメージできた衝撃は今でも覚えています。その後の転職活動を無事に終えられたことも含めて、日々の筋トレで活力を養えた結果だと思っています。
今回は全く新しい仕事に挑戦するという選択になりましたが、今後も大胆な選択肢を挙げられる活力を養うために、筋トレだけは続けようと思います。

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