たのしいビジョンボードの作り方
ビジョンボードとは
先日、やりたいことや願望を書き出す「ワクワクリスト」を作りました。
願望を文章で書き出す以外にも、叶いやすくなる方法があります。
好きなものやなりたいイメージの写真・イラストをコラージュした「ビジョンボード」です。
ビジョンボードを普段から目に入りやすい場所に置くことで、夢や願望を意識しやすくなります。
ウィッシュリストと違うのは、文章ではなく視覚から働きかけるところ。
小説よりアニメや映画のほうがアクションシーンを得意とするように、写真やイラストは一目見るだけで脳内に直接訴えかけてきます。
頭に残っていると、ふとしたときに「そうだ、○○をしたいんだった」と行動を促しやすくなるのです。
ビジョンボードは、コラージュ好きなのもあって以前から興味はありました。ネットやnoteでも記事を読んだことがあります。
特に素敵だなと思ったのは、noterのつむぎさんのビジョンボード。
こちらの記事を拝見して、以前より関心が高まりました。
つむぎさんのコラージュは色合いや配置など、センスがよくて好きです。
ただ、何事も腰が重い性格なのもあってか、これまではウィッシュリストを書いていれば十分でした。
ウィッシュリストからビジョンボードへ発展させる
今回、ビジョンボードを本格的に作るきっかけになったのがこちらの記事でした。
手帳の使い方について多くの記事を書かれている、まいたんこさん。
ウィッシュリストを作ってからビジョンボードを作成する理由として、このように述べています。
そこで、冒頭の「ワクワクリスト」の出番です。
一気にやる気のスイッチが入り、書いた願望をさらに発展させて、ビジョンボードを作ろう! と決意したのです。
「コラージュ療法」にもなる
ビジョンボードの作成は「コラージュ療法」にも通じるものがあります。
コラージュ療法は、主に以下のような効能が得られます。
その一方で注意したい点はこちらです。
自分の好きなことや願望を投影したビジョンボードは、まさに「自分の思うように作り表現する」ものです。
コラージュ療法については、こちらのサイトに分かりやすく載っています。
①用意するもの
ここからは、実際に作った過程をご紹介します。
ビジョンボードは大きめの紙(A3など)やコルクボードをベースにするよう推奨されています。
私は切り貼りする前提で考えていたので、紙をベースに選びました。
用意したものはこちらです。
台紙(今回はA4のクラフト紙。前に大型文具店で購入)
素材にする写真、イラスト
はさみ
カッター(学生の頃から無印良品のもの)
スティックのり
テープのり(コクヨのドットライナーを愛用)
好みで紙もの、マスキングテープ、シール
素材は雑誌の切り抜きやネットで検索した画像のプリントアウトです。
最近あまり雑誌を買わなくなったので、今回は写真共有サービス「Pinterest(ピンタレスト)」の画像を借りました。
②素材を準備する
ワクワクリストの項目を見ながら、イメージに近い画像を検索・保存し、印刷します。
ちょうど家のプリンタがインク切れになってしまったので、セブンイレブンのコンビニプリントを利用しました。
スマホ・Windowsで、複数の画像を1枚にして印刷する方法も載せます。
○Windowsの場合
印刷メニューで「DSC」や「定期券サイズ」を選びます。
「写真をフレームに合わせる」のチェックボックスは外すのを推奨。画像が切れません。
○スマホの場合
写真加工アプリでレイアウトし、1枚のデータにまとめて保存。
「写真加工」「写真 コラージュ」でアプリを検索すると色々出てきます。
今回印刷した写真が全部角丸だったので、少々切り取るのに時間がかかりました。
③一度レイアウトしてみる
素材を台紙上で試しにレイアウトしてみます。
台紙に対して余白があり、ちょっと配置に困る印象です。
④必要であれば素材を足す
最初はネット画像しか用意していなかったので、お茶専門店「ルピシア」のお便りから素材を切り抜くことに。
ルピシアの写真は季節感があり、商品のデザインもよいです。
さらに、急きょB4の特殊紙を投入し台紙を拡張。
他にも手持ちの素材を選抜、総動員です。
ルピシアのお便りから切り抜いた写真
溜めていた雑誌の切り抜きで合いそうなもの
デザインペーパーのコピーした余り
カフェで購入した紙もののセット
色々持っていると、意外な時に役に立つものです。
⑤仮レイアウトを作り、撮影しておく
仮レイアウトを作ります。
ベースとなる台紙にある程度紙ものをコラージュし、素材をレイアウト。
ここで大事なのが、仮レイアウトを撮影しておくこと。
一度素材をどけてしまうと、貼る時の感覚が掴めなくなります。
素材を貼る際に仮レイアウトの写真を参考に貼っていけば、仕上がりイメージがぶれることもありません。
また、どの辺に余白ができるかも仕上げの際参考にします。
⑥制作
⑤の仮レイアウトをもとに、余白ができそうな部分にマスキングテープを貼ります。
紙ものもすこし追加しています。
ベースが定まったら、重なりやレイアウトのバランスを見つつ、素材をどんどん貼っていきます。
直線的な素材はテープのり、変形しているものはスティックのりを使いました。
余白が気になる部分はシールやマステを貼ります。
余白を全部埋めてしまうより、ちょっとアンバランスに残すのが私のコラージュ方法です。
完成! のあとに大切なこと
完成です!
やってみたい髪型や好きな女優さん、クリスマスの季節を楽しみたい気持ち、収納、インテリア、欲しいものや食べたいもの……。
ワクワクリストに書いたイメージを具現化しました。
私は自分の部屋の壁に貼りました。
が、いつも机の椅子に座って、ビジョンボードをにこにこ眺めている訳にはいきません。
ビジョンボードは完成させて終わりではなく、そのあと繰り返し見ることで本来の効果を発揮しやすくなります。
日頃繰り返し見るものといえば、スマホや手帳、ノート。
スマホの待受画面にする場合は、撮影してそのまま壁紙に設定。
今回は横長に作っていますが、最初からスマホで見返すのを想定して縦長に作るのもよさそうです。
今回は手帳などに貼る話をメインにします。
コンビニで、ビジョンボードを手帳の2倍のサイズにカラーコピーします。
A5の手帳に貼りたい場合はA4サイズ、B6の手帳ならB5サイズといった具合です。
あとはコピーしたビジョンボードを二つ折りにして、半分を好きなところに貼りつけます。
紙を開くといつでもビジョンボードを見返すことができます。
トラベラーズノートやジブン手帳など、スリムタイプのものに貼る場合は三つ折りくらいがちょうどいいです。
A6の手帳なら、A4にコピーして四つ折りでもよさそうです。
おわりに
ワクワクリストで、見返した時にテンションが高まるようなページ作りをしました。
ですが、ビジョンボードはさらに上を行く楽しさです!
自分の好きなテイストでコラージュに工夫を凝らし、集めた理想やワクワクの欠片を散りばめる。
自然と口元がほころび、夢中で手を動かしていました。
「好き」と「楽しい」の相乗効果は絶大です。
暇をみて、季節ごとに作るのも楽しいかなと思います。
もうすぐ新しい年を迎える今日この頃、時節柄家で過ごす時間も長くなります。
ビジョンボード作り、宜しければお試しください。
※ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。ありがとうございます。
※2022.1.12追記
肖像権や著作権が気になったため、一部の画像にぼかしをかけました。
ヘッダー画像も変えています。