見出し画像

【美容学校の闇】モラルが崩壊した職場④ その結末とは?

はじめに

前回は、美容学校の闇「モラルが崩壊した職場」、“真の問題”についてお話ししました。

今回は引き続き、美容学校の闇「モラルが崩壊した職場」、その“結末”についてお話しします。
※あくまでも私個人の見解になります。


モラルが崩壊した職場

・結末

前回お話ししましたが、私が美容学校に入社して5年目くらいの頃、中途入社してきたAくんは、“意識だけは高くて仕事ができない人”でした。

上司がAくんを一切注意しないこともあって、一緒に働いていた「就職担当教員」たちの多くは、彼に感化されて、“頻繁ひんぱんに欠勤して、好きな仕事しか手をつけない”ようになってしまったのです。

Aくんを含めた頻繁ひんぱんに欠勤して、好きな仕事しか手をつけない”「就職担当教員」たちですが、結局は“欠勤癖”が抜けず、最後は“クビ同然で自主退職”することになりました。

要は「従業規則」に基づく人事対応です。

上司は“お気に入り”のAくんについて、最後まで
「Aくんに少しでも長く、従業員としての籍を置いてあげたい!」
「それはAくんの正当な権利だ!」

などとのたまっていましたが、さすがに上層部から注意されていました。

そして、肝心のAくんですが、退職時に挨拶あいさつしないどころか、散らかり放題のデスクを全く片付けないまま、逃げるように退職していきました。

彼の父親はある企業の経営者で、Aくんはその後継者らしいのですが、苦労知らずで育った2代目のボンボンは…。


・私が一番辛かったこと

私は「職場のモラル」が崩壊して、“同僚や後輩が放棄した仕事”の尻ぬぐいをするために残業が増えたり、自分の本来の仕事に集中できず、成果評価を下げられて、他の教員が昇給する中で昇給できなかったりと、本当に辛かったです。

ただ、一番辛かったのは、“目の前の美容学生を幸せにするために全力をそそげない”ことでした。

同僚や後輩が放棄した仕事の尻ぬぐいをしていると、「誰のために仕事してるんだろう…」と思って情けない気持ちになりましたね。

そんな“虚無感”が積み重なって、気持ちの糸が切れてしまったことも、私が約10年間「就職担当教員」として働いた美容学校を退職した理由でした。


最後に

今回の記事は以上になります。

このnoteでは、私が約10年間「美容学校の就職担当教員」として働いていた時の体験談に基づいて、美容業界の新卒採用の裏側や、美容学校の裏事情など、美容業界の闇をさらけ出していきます。

コメントや質問などもお気軽にいただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

一(ハジメ)@美容業界の採用支援
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!