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夏の終わりの香りがする

とはいえ、ほとんど引きこもりなので奇跡的に外に出た際にふと感じる空気と物悲しさを察知してのことですが

今年の夏は帰省をして半月ほど東京から離れていました
ついこの間の3月に祖母が亡くなったなあと思ったらもう初盆、はやいものです

悲しさのピークは過ぎ去りそしてまだどこか他人事のようにいるのは現実逃避なのか

今回の帰省では母方の親戚にたくさん会えてとても嬉しい日々でした
母方の親戚は大好きです、あたたかく明るく世話焼きで太陽のような人々です
また会いたいな

そんな夏が過ぎ行く中街を歩いていると敬老の日のポスターが目に入り、連絡を取る祖父母が誰もいない事にとてつもない喪失感を覚えたのは自分で驚きました
もっと毎年ちゃんとすればよかったなあ、と人は失ってから気づくものです

先日、素敵空間SOY-POYのオープンマイクにてたくさんの表現を浴びてきました

弾き語りにピアノ演奏、即興コメディにエンタメ、落語なんでもありのオープンマイク

本当に楽しい時間で皆様の表現はどれをとっても同じものなどなくひとりひとりの人間が自分の想い考え気持ちを様々な形で表現している
本当に素晴らしかった

その反面、何も無い私はとても羨ましいという気持ちと虚無感と情けなさで苦しくなった

私には何が出来る?表現とは?満たされたはずの心から涙とともにこぼれ落ちていく幸せな気持ちだったものたち

みんなが格好よくて輝いていて眩しくて
勝手にひとりで落ち込む

大切な人たちが私の文章や物作りも立派な表現だと教えてくれて、嬉しくてこっそり泣きました

オープンな表現も私のようなクロージングな表現も、どれも全て表現なのだと再確認し、改めてオープンな表現をしてたくさんの人の心を震わせているみんなは憧れで尊敬していると再確認したのでした

私は私なりの表現で、私という人間を形作って行けたらと思うのでした

もうすぐ大好きな金木犀の季節
少しずつ家から出ることを目標に、一歩ずつ着実に
コツコツと自分の人生を歩んでいきたいものです

せつなくもあり愛おしくもあり

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