2023年に呑みきった日本酒を並べてみた #酒瓶採集
日本酒を呑むのは、ほぼほぼ家飲み。いつもの酒屋さんに行って冷蔵ケースの中の日本酒を眺め、四合瓶1~2本を選んで自宅でゆっくりといただくスタイルです。
家飲みで面白いのは、数日をかけてゆっくりと呑んでいると、最初の一杯と最後の一杯でお酒の味わいがゆるやかに変化していることに気づけるところ。その飲酒記録はInstagram(@hari5mm)に投稿しておりまして、2023年に呑みきった日本酒は63本でした。
2020年からカウントを始めての推移は、46本→51本→72本→63本と昨年に比べて減っているのですが、これは四合瓶だけの数字。2023年は燗酒にハマり、一升瓶で買うことも増えたのですが、ちゃんと記録をとってなかったので酒量自体は減ってはいません。むしろ微増。
自宅で燗酒を楽しむなら、小泉成器の酒燗器 「かんまかせ」がおすすめです。
2023年は、ごはん同盟のおつまみ本、「ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65」を発刊できたのもビッグニュース!ごはん同盟は、お米を粒(🍚)でも、液体(🍶)でも応援しています。
それでは、2023年に飲んだ日本酒を振り返ってみます。
生酒とか、無濾過とか、にごりとか
1本目「仙禽 × UNITED ARROWS UAうさぎ」(せんきん/栃木)
2本目「龍勢 初しぼり 八反錦」(藤井酒造/広島)
3本目「篠峯 山田錦 純米 超辛無濾過生酒」(千代酒造/奈良)
4本目「天穏 純米無濾過生原酒」(板倉酒造/島根)
5本目「にいだのごさん」(仁井田本家/福島)
クラフトサケ、いろいろ
昨年に比べて飲んだ本数がぐっと増えたクラフトサケ。特にフルーツフレーバーのものは、手土産で喜ばれました。
6本目「LIBROM 茶醸酒」(LIBROM/福岡)
7本目「LIBROM あまおうとシナモン」(LIBROM/福岡)
8本目「LIBROM COLA」(LIBROM/福岡)
9本目「稲とホップ」(稲とアガベ醸造所/秋田)
10本目「haccoba ema」(haccoba/福島)
11本目「ぷくぷく醸造のしゅわしゅわホップサケ サワーバージョン」(ぷくぷく醸造/福島)
12本目「ぷくぷく醸造の純米酒 天のつぶ92」(ぷくぷく醸造/福島)
夏だって、日本酒はおいしいわけで
13本目「仙禽 かぶとむし」(せんきん/栃木)
14本目「六十餘洲 純米吟醸 夏純吟」(今里酒造/長崎)
15本目「シン・ツチダ プリンセスサリー」(土田酒造/群馬)
16本目「UGO AURORA」(相原酒造/広島)
17本目「新政 No.6 A type direct path」(新政酒造/秋田)
新政酒造のイベント「Fermentopia 2023」に参加。新政の「酸」に対する考え方を知れたのはとても勉強になったし、EUREKA! のウフマヨは何度でもおかわりしたい。
どぶろくはいいぞ!いいぞ!
ここ1年ぐらい、「どぶろくはいいぞ!いいぞ!」と騒いでいたら、おすすめのどぶろくを紹介するお仕事をいただきました。意外と食事にも合うんですよね、最近のどぶろく。
18本目「翔空 酔いどれイチゴ」(LAGOONBREWERY/新潟)
19本目「翔空 酔いどれブドウ」(LAGOONBREWERY/新潟)
20本目「稲とアガベ DOBUROKU ホップどぶろく」(稲とアガベ醸造所/秋田)
21本目「とおのどぶろく 生?無添加」(とおの屋要/岩手)
22本目「とおのどぶろく 速醸 生」(とおの屋要/岩手)
23本目「something happy 苺屋はな」(ハッピー太郎醸造所 /滋賀)
24本目「something happy 赤丸薄荷」(ハッピー太郎醸造所 /滋賀)
25本目「something happy フレッシュハーブティー」(ハッピー太郎醸造所 /滋賀)
新潟酒を応援しています
「淡麗辛口」で知られる新潟の日本酒。現在のトレンドとはちょっと外れているけれど、また近いうちに新潟の酒に注目が集まるターンが来そうな気がします。
26本目「麒麟山 伝統辛口」(麒麟山酒造/新潟)
27本目「八海山 特別純米原酒」(八海醸造/新潟)
28本目「〆張鶴 吟醸 生貯蔵酒」(宮尾酒造/新潟)
29本目「月不見の池 純米吟醸 瓶囲い2021」(猪又酒造/新潟)
30本目「想天坊 じゃんげ 超辛口生原酒」(河忠酒造/新潟)
31本目「あべ たかね錦 純米吟醸 おりがらみ生原酒」(阿部酒造/新潟)
「若手の夜明け」で未体験の酒蔵に出会う
3月と9月に開催された日本酒イベント「若手の夜明け」にどちらも参加。おちょこ一杯・銘柄ひとつだけでその蔵の味を推し量ることなんてできないから、毎回まわるブースの数を抑えて出品酒をしっかりと味わう作戦で挑むのだけれど、「あそこの酒蔵うまかったぜ!」なんて話をあとから聞いちゃうと、やっぱり立ち寄ればよかったとプチ後悔する小物感。
32本目「Gekkeikan Studio no.4」(月桂冠/京都)
アル添でアルコール度数5%という、ちょっと信じられない1本。
33本目「雪の松島 海 ひとめぼれ 純米原酒」(大和蔵酒造/宮城)
34本目「吉田蔵u 石川門 生酒」(吉田酒造店/石川)
35本目「飛鸞 にこまる」(森酒造場/長崎)
36本目「朝日榮 純米吟醸」(相良酒造/栃木)
37本目「辨天娘 荒走り」(太田酒造場/鳥取)
38本目「冨玲 梅津の生酛 笊」(梅津酒造/鳥取)
39本目「あべ REGULUS 生酒直汲」(阿部酒造/新潟)
毎月1本届く、規格外の酒
造り手の遊び心と探求心が詰まった日本酒が毎月1本届く、いまでやの日本酒定期便「GUITO! -ぐいっと- 」。通常商品にはない、この企画だけに用意されたスペックのお酒が送られてくるので毎回楽しみです。おすすめ。
40本目「MIYASAKA CORE 純米吟醸生原酒」(宮坂醸造/長野)
41本目「常山 別誂」(常山酒造/福井)
42本目「而今 純米吟醸 山田錦無濾過生」(木屋正酒造/三重)
43本目「松の司 Cuv?e Nanika」(松浦酒造/滋賀)
44本目「風の森 露葉風 807 真中採り おりがらみ」(油長酒造/奈良)
45本目「荷札酒 純米大吟醸 出羽の里 無濾過中汲み」(加茂錦酒造/新潟)
46本目「龍力 純米酒 神龍錦 70」(本田商店/兵庫)
47本目「笑四季 生酛酒母四段」(笑四季酒造/滋賀)
48本目「くどき上手 純米大吟醸」(亀の井酒造/山形)
49本目「あべ 純米 いまでや別注」(阿部酒造/新潟)
50本目「陸奥八仙 S-2焼酎用酵母仕込み」(八戸酒造/青森)
直感に任せて、衝動買いをしてみたり
51本目「カン・ツチダ」(土田酒造/群馬)
52本目「楽器正宗 別選生詰」(大木代吉本店/福島)
53本目「福和蔵 純米大吟醸」(福和蔵/三重)
54本目「辨天娘 五百万石」(太田酒造場/鳥取)
55本目「風の森 ALPHA 大地の力2022」(油長酒造/奈良)
兵庫、滋賀、鳥取、京都
旅の目的地は、だいたい酒処。今年もいろいろな場所に(飲みに)行きました。
日本一の立ち飲み屋があると聞いて行った兵庫・明石。その噂は本当でした。
56本目「竹泉 純米吟醸 雄町 槽口 生酒」(田治米合名会社/兵庫)
57本目「来楽 純米生原酒 兵庫北錦」(茨木酒造/兵庫)
ハッピー太郎さんに会いに、滋賀・長浜まで。今度はゆっくりと訪れたい。
58本目「ハッピーどぶろく 生酛」(ハッピー太郎醸造所 /滋賀)
59本目「something happy 政所茶」(ハッピー太郎醸造所 /滋賀)
「若手の夜明け」で知り合った、太田酒造場へ。鳥取は燗酒天国でした。
60本目「辨天娘 純米にごり酒」(太田酒造場/鳥取)
鳥取から明石へ。途中下車して、「立ち呑み田中」に再び立ち寄る。
61本目「惣誉 生酛仕込 たなか屋ver」(惣誉酒造/栃木)
初めての京都・伏見。全蔵飲み比べに挑戦して、水の軟らかさを実感。
62本目「十石 純米吟醸」(松山酒造/京都)
2023年、最後の1本
63本目「田の喜怒哀楽」(とおの屋要/岩手)
岩手県・とおの屋要の「田の喜怒哀楽」は、米と米麹に加えて、お米の外皮である米糠を使い、もろみで150日、ワイン樽でさらに1年の発酵を重ねた規格外のお酒(ナニソレ?)。ちょっと奮発してみたけれど買ってよかった。
てなわけで、駆け足で2023年に飲んだお酒を振り返ってみました。
2023年のベスト3を挙げるとすれば、
・「Gekkeikan Studio no.4」(月桂冠/京都)
・「辨天娘 荒走り」(太田酒造場/鳥取)
・「あべ REGULUS 生酒直汲」(阿部酒造/新潟)
の3本。どれも「若手の夜明け」関連というのはたまたまだけれど、好みのお酒に出会えるという意味では、このイベントに出店している酒蔵との相性がよいみたい。
常々いろいろな酒をまんべんなく飲みたいと思っているのですが、やはり選酒の癖というか、好みの偏りがありますね。特に今年はクラフトサケとどぶろくが多め。エリア的には東北と東海が少なめなので、2024年はそのあたりを重点的に選んでみたいと思います。
2023年後半あたりから、焼酎と国産ジンなどの蒸留酒を買って飲むようになったので、それらもちゃんと記録しておきたいです。2024年の#酒瓶採集はジャンルが増える予定、たぶん。
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