部屋と痣
右の太ももの
少し内側
足の付け根から15センチほど見下ろすと
全長3センチくらいの
ハート型の痣
そういう傷が身の回りで
時々見つかる
そういう時
守護霊の警告か
地縛霊の悪戯か
はたまた
生き霊の執念か
という事にしている
なぜなら
家族以外にこの部屋の鍵など
部屋に入る術がないからだ
部屋に入れるなら
それはもう家族と同義か?
用件が仕事以外ならそうだろう
犯人探しは
あえてしない
アタリはあるけど
あえてしないし
検討も何となく察しがつく
目覚めに痛いのは
やっぱり嫌だけど
このハート型の痣は
どこかかいじらしいと
優しく摘んでみる