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短歌「おむつの尿」
紙おむつに尿のたまるはいかなるかと われもおむつに尿をしてみる
母に申し訳なかった。夜中にトイレに行きたいと訴えるのに、眠くて眠くてしょうがなくて、「おむつ履いてるから、おむつにしてよ」と言ったこと。まだ母が立てた頃だったから、連れていってやれば良かった。
無意識に漏れてしまうのではなく、トイレに行きたいと思っているのに、行けないのは辛かっただろう。母のこころに寄り添いたいと思いつつ、いつも自分を優先させてしまう。
試しに自分も紙おむつを履いて、おしっこをしてみたが、おむつと分かっていてもかなり勇気がいる。おしっこが出たあとも生暖かくて気持ちのよいものではない。
もっと頻繁に交換してあげるべきだと思うが、いまもついつい遅れがちである。