【気分循環性障害のはなし/予兆】 「性格」で済ますには、普通に暮らすのが難しい
「気分循環性障害」を知っている人は少ない。
ほとんどの人が病気だと思わず、「性格だから」で片付けてしまうから。
もしも、次のようなことで困ってたら、この記事を読んでみてほしい。
不登校のきっかけになった"へんなところ”
自分の "へんなところ” はたくさんあった。
小中学生の頃は、たしかこんな感じだった。みんなは何で朝起きられるのか、本当に不思議だったな〜。
「たしか」と言っているのは、不登校になってしまったがために、記憶がほとんどないから(笑)。
この "へんなところ” と、いじめ・父親との関係悪化・教師からの暴言が重なって、学校に行けなくなった。
"へんなところ” はさらに悪化した。
性格が変わっても、"へんなところ” が治らない
中学卒業後、いじめを受けた・家庭環境が複雑といった、自分と近い立場の人が多かった定時制高校に通ったことで、人生が初めてプラスに転換した。
人の目を見て話せるようになり、挨拶や会話が成り立つようになり、積極的に行動するようになり、未知のことにチャレンジするようになった。
大学生になったら、自分が生涯をかけてやりたいと思えることを発見し、自分が自然体でいられる環境を手に入れた。交流の場もグッと広がって、不登校という辛い過去が他人のために役立てるということも知った。
すごい進歩だぞ、私!
でも、"へんなところ” は治らなかった。むしろ、少し悪化していた。
少しどころか、かなりひどくなってるね〜。
でも、当時の私は「しょうがないのかなー」と思っていた。
理由は2つ。1つ目は、通っていた高校・大学では "へんなところ” が出ても許してくれる環境と人がいたから。ありがてぇ!
2つ目は、この "へんなところ” は、明るい性格になって、不登校という過去を乗り越えることができたら、なくなると考えていたから。
じゃあまだ、完全に明るい性格になってないし、過去を完全に乗り越えてはいないのかー、って。なら、なんとかしたいけど、どうしようもないねっ!
"へんなところ” は "日常生活を送れない原因” になった
案の定、社会人になってから困った。とっっっても困った。
遅刻もうたた寝も許されない。一定のペースで業務をこなさなきゃならない。年数を重ねれば責任もどんどん重くなる。
ストレスを抱えて自分を責めるほど、"へんなところ” はますます悪化して "日常生活を送れない原因” へ成り果てた。
改めて書くと、ヤバいね〜。もっとあるけど、キリがないから割愛。
さすがに一番下の諸々は人前では出さなかったけど、とはいえ大遅刻や「今日もいけません」を繰り返して、よく解雇されなかったなハッハー(笑)。
起きている間はいずれかの状態だったから、とにかく疲れる。平穏なときがない。ハイテンションの5秒後に眠くなるとか。鼻歌うたって5秒後に壁殴って叫んでるとか。
で、さすがに私も気づいたわけですよ。「性格の問題じゃない、病気だ、治さなきゃ」って(遅い!)。
こうして私は、病名探しの旅に出ることになる。