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あの夏の心臓

心臓の薄い薄い膜が、心地よく冷たくなるような
細胞のひとつひとつは、脈路に沿って伝わるような
“そうすればきっと鼓動がよく聴こえる“って
“全てを知ったような気がした“って
あの夏の心臓がわたしにそう静かに、轟いた。

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