破片。

星の数だけ思考回路。ロマンチック症候群。言葉が大好きです。

破片。

星の数だけ思考回路。ロマンチック症候群。言葉が大好きです。

最近の記事

ろくカケラ。

十字路の真ん中 降りたって ‘‘僕の指先よ ほんの少し勇気瞬け‘‘ 人差し指 今日も届かない星に向けて放つ

    • ごカケラ。

      望んでる永遠なんて高貴なもんだな。 届かない月のようなもんだろうな。 わたしに残るのは星屑のような小さな欠片で、 あの日吠えた日常が、バラバラに砕けたものが残るばかりのようだな。 「永遠」が綺麗にみえたのは、遠くで眺めているようだからかもしれないし、 一方の欠片って、掌の中でちゃんと残って無垢に光ってしまっているし、 「永遠」なんて、そんな連鎖のいく末の、最終結末と考えたら…? 暫く、というか、当面こんなものでいいんだろうなとか思うこともあるよね。

      • よんカケラ。

        明日の星、明後日の星。いつかの空に浮かぶ欠片。 集めたら、どんな首飾りになって、首元で瞬くだろうか。 蒼く澄んで静かな煌めきだろうか。 黄金色の、目を瞑ってしまうような煌めきだろうか。 今日もまた、空を見上げて、手を伸ばして、 届くことない星々を掴もうとしているその横顔をみた。 どこか世の中の現実なルールや社会の仕組みといった毎日を嫌う君の、 想像と空想の希望が透き通っていた、真っ直ぐな薄い瞳をみた。 「さぁ、星を摘もうか。」 どんな星を集めているのか。 わたしに解る日は来る

        • さんカケラ。

          整えられない。 並んでみたらなんて姿なんだろうって。 溢れてしまって日々日常、個性の整列から外れてしまった。 どんな呼吸だっただろう。 どんな鼓動を響かせただろう。 どんな感じで生きてたり…しただろう。 そのまま、きらりと一粒。 深い深い思考の破片。 光にあたれば乱反射。 「あれってどこの惑星から来た、輝きのひとかけらだろう?」

          ふたカケラ。

          「破片は、どんなものなんですか。一例を述べてください。」 感情の星屑。 誰もかもがみたことがある、様々な星たち。 降り注がれる、零れ落ちていく、指先で、掬ってみる。 名前なんてつけられない。 つけたと思えば、ほら、またひとつ。 ほんの僅かで、ほんの一瞬、繰り返し。 願いをこめられなかった、あの日の夜の時間。

          ふたカケラ。

          ひとカケラ。

          “この世界の現象的な幻想を、この世で最も透明な水瓶に閉じ込めてしまおうか“ 最果ての孤島で1人、抱きしめる。 「誰にも渡したくない」と想い願う。 水瓶に小さな耳を寄せる。 風化した壊れ物、歪な記憶。 忘却された‘’破片‘’。 微かで、不規則で、淋しい、悲しく優しい波音が聴こえてくる。 優しい苦しみに溺れて瞳をそっと閉じて

          ひとカケラ。