#031 母暮ALS 謹賀新年2025
新年あけましておめでとうございます。
母との同居、介護が始まって1年1ヶ月。いろんなことがあったけれど、元気に、元気という定義がわからないけれど、みんなで新年が迎えられたので嬉しかった。
元日は家族、兄弟たちが集まって賑やかにお正月を迎えた。お節はいつも通りのふるさと納税でいただいたもの、カニも会社のボーリング大会でなぜか優勝でいただいた、お寿司は買った。筑前煮だけ私が作ったが料理は全く得意ではない。母はいつもより長くリビングにいて楽しい時間を過ごせたみたい。人がいて、会話が弾むと普段よりも長く椅子に座っていられる。しかし食欲はない。手をつけた料理はウニのお寿司を一貫と、煮物の里芋を4分の1ほど。あとはもう食べれないと言って何も食べなかった。本当に胃ろう頼みの生命になっている。
昼の12時に集合して夜の10時過ぎにお開きになった。駅まで義兄を送って歩くと夜の空気が気持ちよかった、子どもはもう一泊した。男の子だし介護を手伝ってくれるわけではないけれど、ばあばに優しく接してくれるのは心が癒やされる。私が介護をしている姿を見たり、老いていく祖母の姿を見たりして、人生とはなんたるかを肌で感じてほしい。介護を自宅でする意義は家族のありかたや人生の儚さ、今の大切さを見て感じること。次世代に思いをつなげる営みだと思う。