シュタイナーのまなび*①
ずっと学びたかったシュタイナーを学んでいる。今回は、学ぶまでの経緯をまとめてみた♪
①高校でのもやもや
そもそもシュタイナーにどっぷりとつかる前に、高校現場でもやもやを抱いていた。
姿勢の悪さ、勉強に気が向かない、社会に無関心、自分の目標や好きなものが分からない…という生徒が多いこと(自分が高校時代どうだったかはおいといて。笑)。
彼らが悪いというのではなくて、どうサポートできるのか、なぜそうなのかと考えることが多かった。
そして、嫌いな勉強をさせることにどれだけ意味があるのか、ルールを徹底させることにどれだけ意味があるのかと…。
もちろん意味があると思うし自分なりの哲学を持って接していたけど、学校現場の常識や規定は、変えられるところもあるのではないかと。
もやもやと。もやもやと。
②五感を大切にするおむつなし育児や手づかみ離乳食、体の発達など
自分の体調不良を機に、「人間が本来もつ力」とか「自然とか感覚」を大事にしたいと思うようになった。
熱が出た時にクスリでぐっと熱を抑えるようなのではなく、熱を出させてあげて人間がもともともつ免疫力を活かしてあげるような感じ。
そして出産を機に、そんな風に子どもを育てたいと、手づかみ離乳食やおむつなし育児に出会った。
手づかみ離乳食は、子どもが食べ物に手を出すその意欲を抑えるのではなく、ぐんぐん伸ばしてあげられる。さらに、冷たいとか、ぬるぬるするとか、いい香りとか大きいとか、五感を使って物を認識していく。世界を把握していく。その吸収力の凄さといったら・・・!そして指先・口・舌・あご・姿勢などの身体をつくりあげていく。
おむつなし育児は、人間の尊厳にも関わる排泄に心を寄せることで、親と子の心地よいコミュニケーションがとれるもの。
トイレトレーニングとは異なり、とにかく簡単で楽しく心地がいい。子どもの心と体の発達に寄り添ってあげられる。
そして、斎藤公子先生の「赤ちゃんの発達は、人類の進化と重なる」という理論に感動し、本を読みふけった。ハマった。笑
これらに共通するのは・・・
子どもはもちろん親も心地いいこと。
五感を大事にすること。
身体の発達を大事にすること。
子どもの心に寄り添うこと。
「~しなさい」「~はダメ」の言葉が出ないこと。
子どもと親の信頼関係を大事にする。もっと言えば「ここにいていいんだ」という絶対的な、最大級の安心感を育むことを大事にする。
そして、その「生きていることの安心感」が育まれてこそ、大きくなってからの知的活動が存分になされるという立場に立つこと。
逆にいえば、知的活動の前に、まずは身体や五感を大事にしてあげなければならない。
発達の順をきちんを追ってあげる。
③「いくがく」と「としょ木漏れ日」
この流れがあって、五感や自然を大切する育児を学ぶ「いくがく教室」の開催だったり、
空き家を利用したくつろぎ処「としょ木漏れ日」を友人と運営したりしている。
としょ木漏れ日では、少しでも子どもたちにもかかわってもらって、学校以外の場所で、少しでも地域の方との繋がりや、「社会」との繋がりをもつ場になればぁ・・・と思って。
それが、「自分の好きなこと」とか「社会への関心」に繋がっていくのではないか・・・と。
その例の1つが、今週末の「ひなまつり×SDGsカフェ」!宣伝ではないけど。笑 ちょっと宣伝。笑
④シュタイナーでつながった
こんなにも家庭は大事なのか。こんなにも人間の発達は面白いのか。世代を問わず学ぶ場をつくっていきたい…
と思ってた頃に、シュタイナーに出会った。というか、出会い直した。
もともと教職教養で勉強していたことだったけど、子どもと関連させながら改めて本や雑誌を読むと、面白いのなんのって!五感、使命、自由、身体・・・
10冊くらい読みふけった。どハマりしました。笑
今まで関心のあることが、シュタイナーで全て繋がった。
⑤再びもやもやに向き合う
そして、高校現場で抱いていたもやもやに再び向き合うことになった。そしてそしてどんどん疑問が出てきた。もうそれはとてつもなく。
…そこで、弘前のシュタイナー教育の先生に学びに行くことになったのです!!
とっても素敵な先生で、時間以上にたっぷりとたくさんのことを教えてくれます。
しかもマンツーマン。なんてぜいたく。
そして、お話しを聞いてから改めて呼んだ雑誌や本を読みなおすと、これまでよりずっと、すっと心に浸みこんでくる。
あまりにも濃密なのでまだまとめきれていません。
先生から学んだことは、整理して、またまとめて、自分の中に落とし込んでいきたいと思います。