本選びと書店の現状のこと
小学生の娘が最近やけに熱心に本を読んでいて、通学のバスがヒマなので、夏休み明けからバスの中でも読書したいなんて殊勝なことを言いだしたので、まあ、そういうことならと、感染防止対策がちゃんとしていそうなわりと大きめの書店に連れていきました。
子供の読みたい本と親が子供に読ませたい本はこういうときはほぼ対立しますね。
子供は大抵キャラクターものか今風の絵の多めのやつがほしい、親は世界名作的なグリム的なアンデルセン的なやつを読ませたい、みたいになりますね。うちもご多分に漏れずいろいろ揉めました。
ところで、書店のビジネスモデルはインターネット、スマートフォンの普及で活字離れが進み、また、アマゾンなどのネット販売や電子書籍の利用拡大により書店で本を買う機会も減っているそうです。ちょっと古いのですが、全国出版協会・出版科学研究所の調べによると、2018年の書籍・雑誌の推定販売金額は1兆2,921億円で、14年連続のマイナスとのことで、市場の縮小に伴って書店の数も大幅に減少しており、特に個人経営の小規模店舗の減少が著しいそうです。そんな中でも、他社との差別化をして前向きな生き残りをかけている書店もあります。
【文喫】
2018年12月に東京・六本木にオープンした書店で、入場料1,650円(税込)で好きなだけ何時間でも過ごすことができました。僕も一度行きましたが、コーヒーと煎茶が無料で、併設された喫茶室のハヤシライスが美味しかったです。
【BOOKROAD】
一時期話題になったことのある、東京都の三鷹にある無人の古書店です。こちらも一度お邪魔しましたが、本当に無人で、買った本はガチャガチャで精算する形式になっています。お客さんの良心で成り立っている素敵な古書店でした。
さて、それはさておき、娘の購入した本は以下の3冊です。
ルルとララのしらたまデザート
うさぎのモニカのケーキ屋さん
ふしぎ町のふしぎレストラン
君、全部食べる関連ばかりだね…
普段はお姫様になりたいだとかアヤトリがどうとか言っていますが、なんだかんだ言ってやっぱり食べ物なんだね…