祝!紅白出場!『B’z』と私の濃すぎる30年の話。
2024年ももう残すところあと僅かのタイミングで、心躍るニュースが飛び込んで来ました。
『B’z 初の紅白出場決定!』
あの国民的スターが、あの年末の国民的行事に参加するというのです!
一般の人からしたら、『え?そもそも一回も出場したことなかったの?』と思うレベルかもしれませんが、B'zのガチファンである私は年末に想いもよらぬプレゼントを頂いた気分なのです。
今回のnoteでは、そんなB'zのガチファン勢である私の『色々ありすぎた30年のB'zライブ遍歴』の一端と、『B'zのふたりが教えてくれた人生の豊かさ』について書き残したいと思います。
人生を変えた『東京ドームでの衝撃』
1999年7月14日、東京ドーム。
中学生だった私は、人生で初めてミュージシャンのライブを観に行きました。
そのバンド名は『B’z』。
まだ年端も行かない中学生2人が電車を乗り継ぎ東京ドームに行くだけでも大冒険なのに、私はその冒険の先で大きな衝撃を受けることになります。
ライブが始まると、序盤からB'zの激しい演奏とエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒されっぱなしでした。
そしてライブ中盤、「遠くまで」という曲の最後にバンドの演奏が止んで、5万人の観客が一瞬固唾を飲んで静まり返ると、おもむろにボーカルの稲葉さんはマイクを口から外し、東京ドーム5万人の観客にむかってマイクなしの地声で歌い始めました。
その稲葉さんの「地声」が、静まり返った東京ドームを切り裂いて私のいるスタンド上部の席まで「飛んで」きたとき、生まれて初めて「何か圧倒的にカッコイイもの」に対して鳥肌が立ったのを覚えています。
思わず叫んだ「うおおお!」という声が他の観客の歓声と混ざり合い、会場全体が感動で一つになったあの瞬間・・・。
これが私のB’zを追いかける人生の始まりでした。
B’zまで数メートル!でも、状況は地獄!
私は東京ドームでの衝撃的すぎるライブ経験を経て、今でいう『推し活』が始まり、どんどんB'zにのめり込んでいきました。
世間一般では「日本でもっともアルバムを売り上げたアーティスト」といったセールス的な印象が強いかも知れませんが、私のB’zの真の魅力はやはりその圧倒的な『ライブでのパフォーマンス』にあると感じています。
そんな彼らのライブにドハマりしている私は、1999年以降のB'zライブには毎年必ず参加しており、ハワイで行われたライブも超高額でしたが、愛するB'zのためなら!と参加したこともあるくらいのB'zライブ好きです。
そんな国外のライブにでも駆け付けるほどのライブ好きな私が、1番思い出に残っているライブは何かというと・・・
2003年の渚園での5万人規模の野外公園のライブです。
私は幸運なことに、ステージ間近の立ち見ゾーンでB'zを見ることがができるチケットをゲットしたのです!
前述した1999年東京ドームライブのときは米粒みたいな大きさのB’zでしたが、今回は違います!数メートル先に憧れのふたりを目視できる距離なのです!これには私は興奮しました。
他の4万9999人にチケットを見せびらかしたいほどの有頂天でした。
しかし・・・ライブ当日。
『台風直撃』
台風直撃という最悪の天候の中、屋外の広場に約5万人が集結。
雨と泥にまみれながらステージ近くでライブを観ることができましたが、ライブが終わったその後が大変でした。
渚園は構造上、会場からの出口は一つしか無く、出口から一番遠い最前列にいた私は、私以外の5万人が退場するまで、グチャグチャの泥水の中で風雨に凍えながら、2時間以上待ち続けなければならなかったのです。
さらに台風の中、会場から1時間も歩いてホテルまで帰らなければならないというオマケ付きの、地獄のような体験・・・
私以外の4万9999人のみなさん、
本当に調子に乗ってすみませんでした。。。
東京ドームのような『圧倒的なライブ体験』を期待していた私に、全然違った形で『圧倒的な台風の恐ろしさと、寒さから来る鳥肌体験』という未知の体験をB'zは提供してくれたわけです。
でもこのライブは今でもB'zファンの友達と話すと、「あの渚園はキツかったよね~!」と違った意味で思い出話に必ず出る、そんな記憶に残ったライブになっていますし、人生でなかなかできない体験をさせてくれたB'zにも感謝の念でいっぱいです。
泥だらけの渚園から、B'z楽屋訪問への軌跡!
B'zのファンクラブ内には、抽選で当たった20人程度がライブ前に楽屋でB'z本人たちと会って写真を撮ったりおしゃべりしたりできるという、「Meet & Greet」なる夢のようなファンクラブ会員向けの企画があります。
しかし、数万人規模のライブを行うB'zにとって、「数万人のうちの20人に入る」ことはあまりに当選確率が低く、それゆえにファンの間では本当にそんな企画は存在するのか?とまことしやかにささやかれているほどでした。
しかし実は何と私、地獄の渚園から5年後の2008年にこの企画に奇跡的に当選したことがあるのです!神様は飴(雨)もムチも私にくれます!
当日は横浜市は日産スタジアムのライブスタッフ専用入口のようなとこから二人の楽屋へ案内され、サインをもらったり写真を撮ったり二人と二言くらい会話をしたり出来ました。
(緊張で何の話したかは全く覚えていないですが・・・)
お二人に会って強く感じたのは、話しやすい「二人の飾らない雰囲気」でした。
世界的ロックスターを前に緊張でガチガチの私に、本当に気さくで優しく、腰の低い話し方のお二人にびっくりしたのを覚えています。
どんなに成功しても、謙虚におごらず。そんな雰囲気を感じました。
もちろん、東京ドームで観たあの日からずっと憧れていた稲葉さんが目の前に、地獄の渚園では近くて遠い存在に感じた二人と会えるなんて・・・という感銘を受けたと共に、自分が思い描いていたB'zのイメージが『そのまま』で良かった!と思えたことで、『ずっとこのふたりを追いかけてきて良かった。ライブを通して私に色々な形で人生の豊かさを教えてくれて、本当にありがとうございます。。。』と心の底から思えた日となりました。
B'zから学ぶ、謙虚さと努力のリレー。
この世で初めてカッコイイものを認識したり、台風レポーターばりに風雨の中にさらされ続けたり、世界的アーティストに生で会えたりと、私はB'zを追いかけることで様々な体験をしてきました。
そして実際に会ってみて感じたB’zのお二人の雰囲気は、本当にメディアを通じてイメージしていたB'zそのままで、謙虚で真面目で優しい方々だなぁと思いました。
そんなB'zからは、『どんなに成功してもおごらず謙虚に努力を続けること』の大事さを学びました。
そして、そのB’zが示してくれる「姿勢」は、私自身の仕事やバンド活動なんかのプライベートでのふるまいにも大きな影響を与えてくれています。
たとえば税理士として、仕事をきっちりやってお客様に信頼されるだけでなく、感じの良い人間であることも重要だと思うのです。
当然「キッチリ仕事をする」ことは大前提としつつ、「誰に仕事を依頼するか?」という点では、「いつも謙虚で、笑顔で感じが良く、がんばってくれる人」と一緒に仕事がしたいと依頼者は感じると思うのです。
そういう意味で、B'zは毎年しっかりと良い曲を届けてくれて、さらに二人の人間性も良いから、ずっと応援したくなる、そんなところが本当に最高なバンドだなぁと感じています。
B’zのお二人が私に、語らずとも色々なことを経験させてくれて、ライブを通して『人生の豊かさ』を教えてくれたように、
私も彼らのように仕事や人生に誠実に向き合って、私にできる限りのことを好きな人たちに届けていけたら嬉しいなと思います。
追伸
今回は私のエピソードを中心に、B’zのお二人から学んだ『人生の豊かさ』というテーマでnoteを書き残しましたが、ガチファンなんではっきり言ってB'zについてはまだまだ語り足りません。。。
今度タイミングを見て、完全にB’zのファン向けの曲紹介などもしたいと思います!
そして読んで頂いた皆様、もしよろしければ、『あなたのライブでの思い出』なんかをコメント欄に書き込んでくれたら嬉しいです!
みなさんは過去のライブでどんな思い出があるのか、めっちゃ気になります!!