【はだののつぶやき】秦野市の中学校給食ってどんな感じ?「はだのっ子キッチン」の見学に行ってきました!
こんにちは。おいもです。
おいも1号、この春より中学校へ。
秦野市では、学校給食がスタートし、お弁当持参せずに済みます。
以前住んでた自治体ではいまだ給食がないので、お弁当持参しなければならないので、ありがたやー。
とはいえ、「中学校の給食がいまいち」との前評判がちらほら。
「実際どうなの?」とかなり気になっていましたが、こいも1号はおいしくいただいているよう。
時々、謎のメニュー編成や、フシギな食感のおかずも出るようだけど、全体的には思った以上においしくいただいているそうです。
今回は母目線(?)、保護者の立場で秦野市の給食についてあれやこれやを考えてみようと思います。
先日、給食センター、「はだのっ子キッチン」の見学会がありました。
コロナ規制が緩和されたからかな、見学できる機会をいただけるのはうれしい。
5人以上ということでお友達にお声かけ。
小学生と中学生のお子さんのいるママたちに一緒に行ってもらいました!
みんな、食に関心の高い方なので、見学会での質問も深い~!
そして見学会のあとの井戸端会議もすごくよかった。
というわけで、中学校給食についてシェアさせていただきたいと思います。
まず、センター内の見学。
野菜やお米、お肉の入庫入口は、安全を考慮して扉が分かれて管理されています。
一番時間のさく作業が野菜洗い。
早朝7時スタートで野菜を洗うだけで2時間。
時には6時半スタートというときも。
汚れを取り除き、傷みのある野菜は分けて選別。機械も使うけど、基本的には手作業です。
学校給食に適した規格の野菜でこの手間と時間。
タイムスケジュール的には、パンパンだそう。ちゃんと時間までに学校に給食を届けないとだからねー。
「オーガニック給食」を求める声が増えている昨今だけど、例えば、オーガニックで育てた野菜って、大きさも形もまちまちなことが多い。
4350人分の給食を時間内にまかなうって中だと、ちょっと時間的に難しそうだね。
個人的には、給食にオーガニックだなんだと求めるなら、家でもそんな気をつけてるのかい?って思う。
予算330円。
家の献立も一緒、オーガニックだ、なんだとこだわりすぎると食費はキリがない。
もちろん、カラダに良い給食が一番だけど、物事には優先順位ってものがある。
中学校給食の秦野産野菜率は43%。小学校は30%。
頑張ってるー!と思います。
ちなみに秦野産でも市外産でも野菜の仕入れ額がすごい大きく変わるわけではないそう。
市内で採れる野菜の種類に限りがある、そして色々な食材を食べてほしいというバランスで、秦野産野菜率が43%になっているとのこと。
傷んでる野菜とか取り除く場合を考慮して、実際使う野菜よりも多めに野菜を仕入れているとのこと。
それだけの野菜を集めるだけでも大変だね。とくに天候などで野菜の収穫に影響があるときなんて、必死だろうなぁ。
なんてたって、予算「330円」ですから!!!
この330円。
材料費だけだそう。
それ以外の給食に関わる予算は、市が負担しています。
実際、カツカツ、時として赤字?くらいな予算なんだって。
内訳をもっと細かく知りたいところだけど、この330円の中の牛乳の割合ってめっちゃ高いんですよー。
我が家の子どもたちはアレルギーではないけれど、牛乳提供をなしにしています。(アレルギーなしでも簡単な書類書くだけでOKなので、提供希望しない方はおススメです)
よって給食費もその分減額。かなり牛乳の予算の割合高いってわかりますよ。
何だろな、牛乳って必要なんか?って思えたり。
カルシウムとカロリーを牛乳でカバーしている感、否めません。
牛乳の分を、お肉やお魚等にまわしたら、豪華になりそう(笑)
でも、予算330円でここまでしっかり献立作りしてくださるセンターの皆様には感謝です。
ダシもちゃんと取ってるよー!
残飯率を考慮して、メニューの見直しを随時しているらしい。
「色々なものを食べてほしい」があるみたいで、最近、何かエスニック系とか外国料理も出るんだけど、それはなんか違う気もするな・・・。
そうそう、残飯率の話。
先日、残飯率をめちゃくちゃ減らしたよっていう足立区の給食をチェックしたら残飯率14%だった。
はだのっ子キッチンは平均して15%だって。おお、思ったより少ない!
足立区とほぼ同じじゃん。
処理方法はかさを極力減らして焼却。
あれ、小学校では生ゴミ処理機の設置して堆肥にしてるよね。
中学校では、センターに残飯お返しなんだね。
あ、なんか生ごみ処理機設置に反対してる議員さんいるんだっけ?違ったっけ?
中学校でもそのままお返しスタイルは早くおやめになればいいのになー。
堆肥にしたら、こいも1号園芸部創設したいくらい土いじり好きだから、学校中の花壇にまいてくれるはず。
はだのっ子キッチンを見学して、すごく感じたのは「安全」をすごく大事にしているということ。
そうだよね、食べ物を提供するということは、子どもたちの命を預かるのと同じ。
菌、食虫(野菜についてる虫など)、腐敗など注意しなきゃいけないことはたくさんある。
アレルギー食の対応も、これなら安心という感じだった。
この日の見学に際し、写真撮影はOKだけどSNS等でのシェアは禁止と言われました。
納得。
納得だわー。
何が起こるかわからない、どんな人がいるかわからないこの時代。
センター内部の作りとか、諸々、外部に写真で出るのは・・・ね。
SNSだって、見る人によってとらえ方、意見が違うし、やたら批判的なことを言う人もいる中、安心安全を考慮して、子どもたちに穏やかに給食を食べてもらうにはそういった事前の予防策はむしろ必須ですわ。
一番大事なのは、子どもたちの安全と安心。
思っていたより、かなーり中学校給食はよかった!のひと言。
限られた予算、時間内で、毎日提供というのはそう簡単なことではないしね。
なんか、思ったのは、毎日3食作る妻と、たまーに作る夫の材料や献立のこだわりみたいな(笑)
あ、夫でも3食作ってる人もいるだろうけど、あくまで例です。
たまに作るとさ、たかがカレー作るのに、だしを野菜でとるとかさ、カレースパイス色々買ってくるとかさ、隠し味にはコレとか、やたらお金と時間かけて作る人っていません?
毎食作ってたら、そんなのやってらんないんだよってツッコミたくなるような。
そんな感じで、毎日作る給食、できることにも限界が、そして優先事項も色々あるんだろうなってのが、見学して思った感想です。
もちろん改善点もあるだろうけど、現状、すっごい「やめてー!」ってことはなかったなあ。
調理の方法もベストミックスといって、電気、ガス、蒸気を併用してるんだって。油も定期的に交換してるそう。
小学校の給食の方がヤバそうだよー。
各小学校は、児童数にかかわらず、設備が同じなんだって。
オーブンの台数もしかり。
よって児童数の多い小学校では、とにかく火を通さないといけないから
、とりあえず「揚げる!!」学校があるそう。
児童数の少ない学校がオーブンで調理するものも、とにかく揚げちゃう。
ハンバーグだって、餃子だって、揚げちゃうよ!!
油の交換もそんな頻繁じゃないっぽい。オーブン調理だと間に合わないからもう揚げるしかないという・・。
大丈夫?小学生。コレステロールと血中脂肪上がりそう・・・。
さっき、とある集まりで、給食の残飯率の話をしてたらとっても興味深いお話が。
楽しく食べられてるクラスの給食は残飯率が低いんだって。
「楽しく食べる」って、大事!
ピリピリした先生のクラスで食べるのと、笑い声が広がるクラスで食べる給食は確かに食の進みも違いそう。
中学校は時間も短いっていうし。
「食育」は、現状、小学校ではやるけど中学校ではやってないそう。
今後は食に関心を持つ、大切に食べてもらうためにも中学校でも食育をって言ってたけど、残飯率を減らすとか給食をおいしく食べてもらうのは、給食センターだけの話ではなさそうだなぁ。
さてさて、とっても楽しかったはだのっ子キッチン見学。
個人的には今のままでも十分な内容かなって思います。
細々しいことを言ったらもちろん要望や改善点はあるけれど、限られた予算と時間があることを考えないとね、まず。
給食を無償にっていう自治体も出てきたけど、無償にしてなるべく予算節約したいからって給食の質が落ちたら意味がないし。
今でも就学援助制度で、必要な方には給食費が補助されているし、物価上昇の中この330円でやってくれているだけありがたい。
まぁ、もうちょっと、実際に食べている生徒の声を聞く機会があってもいいかもしれない。アンケート実施したみたいだけど300人程度だし、毎年ではないみたいだからねー。
はだのっ子キッチン見学は、本当におススメです。
市役所のお知らせで見つけた際にはぜひ行ってみてくださいね♪
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