
ハーブのある暮らしー『エルサレムセージ』と『セージ』と『サルビア』のお話
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。先日、長崎県の佐世保からブルーのアスチルベがやってきてテンションが上がった私ですが、その時に一緒に入っていた草花たちのお話を書いていませんでした。
今日は、その同梱されていたエルサレムセージなどのセージ等のお話です。
↓因みに、そのアスチルベがやってきたお話はこちら。
エルサレムセージとは
エルサレムセージ シソ科 オオキセワタ属
常緑低木 原産地.地中海沿岸
ひとまず、エルサレムセージを見たことないよ。という方に、私の手元に届いたエルサレムセージをお見せしましょう。

エルサレムセージは、ナチュラルな甘さのある芳香がほのかにあって、葉は銀葉でうっすらと毛羽立っています。名のとおり「セージ」の仲間なのかな?と思いましたが、違うそうです。あくまでも、セージに似ているから「セージ」という名がついたようですね。
この写真に映っている星部分は、花が終わった後、花弁が散った後に見えてくる花殻の部分です。めちゃくちゃ可愛いですよね。
私が今、庭に植えてみたい植物リストに入っている植物です。
↓詳しいことはこちらのサイトに書いてあります。よかったらご覧ください。
ハーブでよく耳にする「セージ」とは
では、そもそもよく聞くハーブ「セージ」についておさらいしましょう。
セージ シソ科 アキギリ属
多年草もしくは低木類
アキギリ属の総称で900種類ほどあります
「セージ」という言葉だけで話をしようとした場合、非常にややこしくなる可能性があります。皆さんの身の回りにあるセージの品種名によって、香りも花の色も、そのセージの姿も随分と異なるからです。
そして、アキギリ属の中にはサルビアが含まれています。アキギリ属は日本名で分類上の属名はSalviaとされていますので、サイトによっては「サルビア属」と表記されている場合がありますので混乱しないようにしてくださいね。
日本でハーブのお話の中でスパイスとして利用される「セージ」といった場合には「コモンセージ」を指すのが一般的でしょう。日本名では「ヤクヨウ(薬用)サルビア」と名がついているのも、コモンセージです。
また、スピリチュアルの世界などで浄化のセージと呼ばれるものは「ホワイトセージ」が有名ですね。
庭に植える観賞用のセージなら「チェリーセージ」や「アメジストセージ」「メドウセージ」などがおすすめです。

特に甘い香りが特徴です。
サルビア?セージ?
先日、紫陽花と一緒に活けた中に「サルビア`ガラニチカ」とご紹介しました。こちらが実は、メドウセージ(メドーセージ)と呼ばれたりします。
しかし、セージの種類は多いよ、とお話をした通り「メドウセージ」はまた別物ではないか。という説もあるとか。。。ややこしや。
↓Instagramはこちら。我が家の夜の風景。
因みに、「チェリーセージ」は「サルビア・ミクロフィラ」が正式名称なんですよね。しかし、「サルビア・ミクロフィラ」と呼んでもピンと来ない方の方が絶対数多いと思います(笑)
まとめー花壇に咲く赤いサルビア
小学校などの夏の花壇の代表選手といえば、あの赤いサルビアではないでしょうか。基本的には1年草扱いです。正式名称は「サルビア・スプレンデンス」
この赤いサルビアは完全に観賞用でシソ科アキギリ属ではありますが、コモンセージのような芳香はありません。
小さい頃に、サルビアといえば、この「スプレンデス」がインプットされますので、それがまさかスパイスの「セージ」とお仲間だと結びついていない。という方もいらっしゃるでしょう。
※赤いサルビアを園芸品種として改良されたものの中には、品種名を「スカーレットセイジ」「サルビア`ボンファイヤー」など名付けられ販売されているものもありますし、これからも続々新しい品種が出てくるでしょう。
そうそう、「子供の頃、赤いサルビアの花を取って蜜を吸った思い出がある。」というお話をしてくれた嘗ての少年に、先日立て続けに遭遇しました。
そして、彼ら曰く、花の蜜の美味しさは「セージ」だろうが「サルビア」だろうが、さほど変わりはないよ。とのことでした。
花の蜜の吸い比べは、まだ私もしたことありませんので機会があれば、今年の夏チャレンジしてみようかと思っています。
いやー今日もややこしいお話でしたね(笑)
もうインプットがお腹いっぱいという声が聞こえてきそうなので、今日はここまで。今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
↓ハーブのお話はこちらにも書いています。
お知らせ:WordPressをやってみようと思って手探りでスタートしました。まだまだわからないことばかりですが、時々覗いていただけたら幸いです。
いいなと思ったら応援しよう!
