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春の庭からー人は桜に何を想う「雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)」
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。今日はいつもの通勤路に桜が満開で咲いていたので、もちろん車を停めてしばし桜を楽しみました。
3月23日からずっと病院にいて8泊した後に自宅へ戻ってみれば、まだまだ固い蕾だった桜はすっかり満開。徐々に開く姿を見ていたわけではなくて、ビューンとタイムスリップしたかのように、周りが桜色。
狐につままれたような気分でした。
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Instagramには動画で載せていますので、よかったら覗いてみてくださいね。
「雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)」
入院中に、東京でも桜はどんどん開花が進んで、テレビのニュースでもclubhouseでもInstagramでも桜・さくら・サクラの話題ばかりです。
大気が不安定で、寒暖差も激しい。そしてみなさんスマホを片手に満開の桜を撮りたいのに風が強く吹いたり、すっきり晴れない。そんな方たちのインタビューも目にしました。
それは、この季節特有の気候に関係しています。「季節の変わり目で大気が不安定ですね。」と言うのは本当の話で、この時期の桜と気候にちなんだ言葉にもなっていますね。
花曇り
花曇り(はなぐもり)
春,サクラの咲くころの曇天。冬の鳥が帰るころなので鳥曇りとも。春は移動性高気圧の晴天と低気圧の悪天候との間隔が短いので雲が多い。また日本南岸に前線の停滞することがあり,これも花曇りの原因となる。
花冷え(はなびえ)
花冷え
サクラの咲く時期の寒さ。4月には暖かさが支配的となるが,ときには高緯度地方から冷たい空気をもった高気圧が南下して低温となる。南関東に雪の降ることもある。東京地方では,4月6日,23日ごろが低温の特異日。
花見をしながら人々が想うこと
様々なSNSから桜の情報を仕入れいていた私にとって、花を見ながら人々が想うことは、皆さんそれぞれのようで、それがとっても面白いな。と思いました。
「いつ頃が満開になるのかな?」「今何分咲きだろうか?」そんな話から「この桜は何という品種なんだろう?」そんなことを(元気なら;)聞きたかったんですよ。とおっしゃってくださった方もあって、とっても嬉しかったです。
来年は、開花宣言も、開花予測も品種もアプリ並みにちゃっちゃとお答えしますからねー!!!笑
桜に関する面白い質問ー声優とラジオ体操
clubhouseでもう1年以上も続いている「声優とラジオ体操」というClubがありまして、いつも朝の6時30分頃から声優さんがラジオ体操第一、第二、そしてその月によって「健康チェックポイント」などをご紹介してくださるんです。
↓「健康チェックポイント」のー早口言葉ーの回のnoteでは私も早口言葉を発表させていただきました。
そこで、ちょうど退院の日でしかもそのルームがもう終わりがけという頃にパッと入ったときに、ご質問いただきました!!嬉しかったです!!!
桜はなぜバラ科なの!?
桜の時期にこの質問、4年に一回くらいありますよ。
「桜はなぜバラ科なの!?」
植物の分類に目をつけて興味を持っていただけることはとっても嬉しい。
そして、どうしてこの質問が出たのか前後の関係がわからないので、ご質問にちゃんと答えられるかわからないのですが、できるだけマニアックにならないように書いてみます。
バラ科ってどんな植物なのですか?
バラ科の中には90属・2500種ほどあると言われています。因みに今から見頃を迎える「ハナミズキ」はミズキ科ですが、ミズキ科は7属100種程度なので、それと比べても、バラ科に属する植物は非常に多いのがわかります。
バラ科と同じように、マメ科やキク科イネ科の植物も、非常にたくさんの植物が属しています。
バラ科の植物の中には、実をもいで食べるような食用としても流通している品種も多いのも特徴です。バラ科の植物の特徴として「花弁やがくが5枚で雄蕊は多数。」とは一応書かれてはいますが、必ずしもそれに合致していないものもあります。
結論!!ー植物分類は、進化の道しるべ
以前から、何度か植物の分類について書いていますが、「なぜそもそもバラ科やマメ科などの分類があるのかどうか?」ということが重要になってきます。
そのことについて、以前書いた記事から抜粋しておきますが、読んでいただければ分かるように、「繁殖のために持っている機能ごとに分ける」ということが前提だというところがポイントです。
結論を言うと「なぜ桜はバラ科なのか?」と言われれば、「バラ科の植物と同じ繁殖の機能を持っているからです。」と答えるのが一番シンプルかな。と思います。
分類の一番スタートの部分でリンネが注目したのが「雄蕊(おしべ)」の数です。「綱」の分類の根拠になりました。
植物が子孫を残していく上で必要な「繁殖のために持っている機能」ごとに分けるところがスタートなんですね。私は、植物の最大の目的は「種を遺すこと」だと思っています。
花を咲かせることも、実をつけること・種を付けることもすべては、「子孫を遺すため」なのです。
植物の分類を知ることは、効率よくその植物の性質を知ることにつながります。それは「生殖機能」を出発点とすることからも推測できるかな…と思うのです
まとめー咲いた咲いた
桜が咲いて、皆さんそれぞれ想うこともあり、考えることも感じることもあり、ですが、いよいよ桜も終わりを迎えます。ソメイヨシノが終わる頃には、八重桜が咲き始めます。
週末は関西方面が満開になるようです。
私は目標があります。今週末は、絶対に桜餅を食べるんだぞー!!笑笑
花も団子もです。
さてさて、なんだかんだと長くなりましたが、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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