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和綿を育てた夏に『綿柎開(わたのはなしべひらく)』
こんにちは。ガーデプランナーのhacoです。これは去年の夏のお話。ひょんなことから和綿を育てることになりました。今年もやりたかったのですが、天候を見ていたらあっという間に播種の時期が遅れまして。
また来年のお楽しみにしてみます。
綿とは
ワタ(綿) アオイ科 ワタ属
多年草(日本では1年草扱い)
分布.熱帯〜亜熱帯
栽培環境としてはあたたかい地域を好むため、日本では春に種を蒔き秋に綿を収穫し、収穫を目的とした場合に、その株を越冬させることはないと思います。
繊維を「木綿」として利用し私たちにとってとても身近な衣類の素材の一つですね。
(1)ワタの播種から発芽
ワタの種は一晩水に浸けて浸水しておきます。
それをゴールデンウィーク明けのあたたかい日に種をまき約5日ほどで発芽しました。(発芽温度は25度が目安です。)
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芽が出てしまった後は、成長のためのお水やりと、この時期気をつけなくてはいけないのはナメクジとの戦いです。
ナメクジは、若くて綺麗なワタの芽をどんどんと食べてしまいます。その行動は夜間です。昼間はポットの下に隠れていたりするので、被害が見られたらポットの下まで隈なく探してみてくださいね。
1枚目の写真から3週間後、すっかり本葉が出てきたので地植えにするか大きな鉢に植え替えて管理をします。
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一部を地植えに、一部を鉢植えで本格的な栽培管理をスタートしました。1ヶ月ほどで丈は倍になりましたね。
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(2)ワタの花は美しい
ワタもアオイ科の植物なので、花はとっても美しい1日花です。
一度、年間管理の花壇に夏場に花の鑑賞と雑草を抑える目的で綿を植えたことがあります。まさかワタの花だとは知らない方たちは、ワタの花の美しさに驚かれていました。
花は早ければ播種からおよそ3ヶ月頃から咲き始めます。そこからチラホラと花は咲き始めますが、和綿の花は色とりどり。とても美しい。
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(3)少しづつ実を収穫
9月の初めの頃に咲いた花は、9月の末にいよいよ収穫を迎えます。みたことあるようなワタが収穫できたでしょう。
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和綿?洋綿?
冒頭で「和綿」を育てたと書きましたが、和綿の他に「洋綿」があります。
和綿は日本で早くから栽培されてきたもので、日本の在来種。
洋綿は外国の綿の品種。というふうにざっくりと覚えておくと良いでしょう。
和綿は洋綿に比べて、コットンボール(身が弾けてふわふわになった収穫前の状態)が小さいのが特徴です。
去年のクリスマスにオーダーいただいたスワッグとリースです。そのリースについている白いふわふわの飾りも「洋綿」です。
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和綿を未来に残そう
商業目的で綿を栽培した場合に、洋綿の方がコットンボールが大きいこともあり一つのコットンボールから取れる綿の量は多くなります。
また、改良が進められてきて栽培管理もしやすいことから、商業目的に和綿を育ててる農家さんは随分と減ってしまいました。
それでも日本に古くからある和綿を残そうというプロジェクトをされている団体もあります。
ご興味ある方はよかったら、和綿栽培チャレンジしてみませんか?(来年ね。)
少しだけやってみたい。という方へは、ちょっと発芽率が落ちるかもしれませんが、私も少し種を持っていますのでお分けできます。
まとめー綿柎開(わたのはなしべひらく)
明日から二十四節気は「処暑」そして七十二候は『綿柎開(わたのはなしべひらく)』まさに、綿の実が開いて中からふわふわの綿が見えてくる季節ですよ。と言っています。
確かに、昨年の9月25日には収穫した写真が残っていますから、暦通りですね。
今となってみれば「あの時種を蒔いていれば、今頃…」と少し悔やまれますが、今年は雨も少ない梅雨でしたので、お水の管理で苦労していたことは予想されます。
以前の記事でも書きましたが、後戻りできないのが農業ですね。
さて、なななななんと、実は私、明日もPCR検査です(悲)
今回はちょっと喉も痛むので、もしかしてもしかして!?と思ってドキドキしたり。なんだか夏の疲れも出ているのでしょうか。
とはいえ、いよいよやること盛りだくさーん!!
何事もないことを祈るばかりです。
では、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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