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『暮らしの思い込み』を手放してみた話
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。今日はお庭や植物の話からちょっぴり外れて、noteでフォローさせていただいているルームスタイリストの倉田エリさんの企画。「手放してよかったこと」について書いてみようと思います。
暮らしは思い込みで出来ていた
多分3年目の冬を迎えた我が家は、とてもとても小さな一軒家の平屋です。
その家を建てる時に、小さな家に入りきる物量について真面目に向き合いました。
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収納は多ければ良いのだろうか
「収納の多い家が良い。」とはよく聞く言葉でしょう。ですが、私は人生で進学や転勤で8回くらいアパートやマンションを引っ越ししています。
アパートやマンションなので、決まった量の収納スペースしかありませんし、収納スーペースを増やすということは、リビングや寝室の一部に追加で収納庫を置く必要が出てきます。
そんなの嫌や。過ごす場所が狭くなるし、おしゃれじゃないキャビネットはインテリアの雰囲気も悪くなる。しかも、次の引っ越し先にもしそのキャビネットが入らなかったらどうすんの!?
という訳で、限られた収納に見合ったものをだけ持つ。ということを意識していました。
たどり着いた答えは、収納は広さや数より機能が大事。ということ。
洋服を収納したい場所には、服を掛けて収納できると便利です。しかし、その場所は奥行はあまり必要ありません。
奥行きがあることで、見失う服が出てくる可能性があるからです。
だったら違うものを収納したらいいんじゃないのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、その奥深くに何を収納するのか?一度考えてみてください。
「なんでも入る」は、使わないものまでしまい込む危険性があります。
ゴミ箱は各部屋にいるのだろうか
ゴミ箱は、みなさんのお宅にはいくつありますか?
私の家は、2LDK+アトリエという間取りです。
そこで準備しているごみ箱は、2個(キッチンに大きなゴミ箱が1個・サニタリーに小さなゴミ箱が1個です)+アトリエには作業でゴミが出るので作業効率を考えて1個です。
寝室にも子供部屋にも、もちろんリビングにもごみ箱は置いていません。
これで、どんな暮らしが手に入るかと言うと…
「ゴミ出しがめちゃくちゃ楽!!」になります。キッチンの大きなゴミ箱に、サニタリーのゴミを収集。その袋を持ってアトリエ(玄関)のゴミ箱のゴミを収集すればOKです。
今は自治体によってゴミ出しの方法が随分違います。そこで見直して欲しいのが、個室のゴミ箱です。
これがあるおかげで、分別の手間やゴミ出しの手間が増えているのであれば、個室のごみ箱の数を思い切って減らしてみて下さい。案外大丈夫ですから(笑)
寝室の役割はなんなんだろうか
我が家の寝室は、多分4.5畳程度です。そこにプラスアルファでクローゼットがついています。
主寝室。と聞くと、何となく少なくとも中級クラスのビジネスホテルくらいの快適な空間をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
テレビもあって、ちょっとモノを書くようなテーブル椅子や、もしかしたら「鏡台」が欲しい。「姿見」が欲しいと思われる方もいらっしゃるかも。
それって本当にわざわざ寝室に必要なんでしょうか?
私は、名古屋でたまたまデザイナーズマンションに住む機会がありました。おしゃれな住まいでしたが、寝室はウナギの寝床みたいな長方形で、壁にセミダブルのベッドをくっつけて置いたら、あとは通路くらいしか残らない寝室でした。
しかし、住んでみて、寝室は「寝るための部屋なんだ。」と改めて思いました。寝室にテレビを置いていれば深夜までダラダラテレビを見てしまいますし、テレビを置くための台を設置することにもなります。
どうしてもテレビを観たければスマホやタブレットでも十分楽しめますよね。ちょっとしたものを書くテーブル椅子を置いた日には、寝室にまで書類が溜まっていく可能性があるのです。。。
因みにクローゼットの奥行は、682.5mm(約70㎝)仕上げ材の壁厚を加味すると約65㎝くらいでしょう。クローゼットの中には普段すぐには着ないスーツ、シーズンオフの衣類、バッグ等が収納されていて、日常的使用するものは入れていません。
そして、思い切ってクローゼット用の扉をロールカーテンにしました。扉分のスペースも予算も減って良いこと尽くしです。しかも、もしも足腰が不自由になったら、このロールカーテンをスクリーンにして映画でも見てやろうとも企んでいます。(もう少し先のお話です。)
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水回りroom建築中の様子。
手放してよかった「暮らしに対する思い込み」
私が、手放してよかったことは、「暮らしに対する思い込み」です。この思い込みは、自分が幼少期から過ごした家の環境が大きく影響するような気がします。
私の実家、だだっ広いし収納ももちろん存分にありました(笑)
しかし、アパートやマンションの引っ越しを経て、クローゼットの奥行ほど煩わしいものは無いし、ごみ捨てはできるだけ簡素化したいし、寝室にたくさんの機能を求める必要は無いんだ。と思うようになったのです。
まとめ
家族の単位が大きくなると、「誰が手放すことモノを決めるのか」という問題が出てくるかもしれません。
それでも、「暮らすことは自分事」です。「誰が片付けるの?」「誰がそこからモノを取り出すの?」「誰が寝るの?」こんなことを一つ一つ考えていくことで、結果的には自分一人で生きることになったら?なんて先のことまで、考える機会もあって良いと思いますよ。
暮らし方に正解はありません。
しかし「こうあることで快適なんだ!」ということが「ただの思い込みなんじゃないか?」と疑うことで、もっと快適だ。ということと巡り合えるかもしれませんよ。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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👇一日のルーティンもゆるく決めてます。内容が少し重複しますが、良かったら読んでみてください。
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