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男性育休義務化と聞いて(企業特に中小企業は辛い説-3)

対象:特になし
まとめ:男性育休義務化。私は概ね賛成。

今日は3ヶ月の予防接種に行ってきました。
家庭では私のみ育休取得していますからね、もちろん私が連れて行きます。
普通にエルゴに入れて、歩いていきます。

クリニックではたくさんのママさんがいましてね。こういう時に「肩身が狭い」と思う育パパさんもいらっしゃると聞くんですけどね。
なんでだろう。全然肩身が狭くないんですよね。

あ、もしかして鈍感なのかしら。。。(鈍感

そもそも、新しいこととか、”普通じゃないこと”をず〜〜っとやり続けて育ってきたから、周りと違う属性であることに対する忌避感や違和感が全くないんですよね。私。

そういえば、性と指向について考えさせられたことがありました。
あれは、確か小学校4年生の時。
私は優秀な兄と、愛嬌にステータス全振りした妹がいました。さらに同じマンションで家も近く、親も仲が良かった幼馴染姉妹や、他にも幼馴染というと女の子が結構多かった。そういった環境で育ったので、幼馴染姉妹の家でセーラームーンとか普通に見てたんですね。

当時の確か道徳の時間だか、帰りの会の時間。(そんなんありましたね)
たしか男の子の誰かが、セーラームーンのカードダスを持ってたんだったっけ。(めっちゃうる覚え)
それで他の男子からイジられてたんだかなんだかで、、、
その時の担任の高橋先生が「男の子が男の子らしくしなきゃいけないなんてことはない!女の子も女の子らしくしなきゃいけないなんてない!好きなものは好きでいいし、嫌いなものは嫌いでいいよ。」と(いったようなことを)言ったんですね。当時からしたらめちゃめちゃ革新的なことを言ってのけたんですよね。(今考えてみれば)

「へぇそうなのか!」と思った幼い私は、もともと女の子の幼馴染がいることもあり、幼馴染とセーラームーンを見るだけでなく、セーラームーンカードダスとかも買いだしたのでした。

なんというかですね。そういうのが、もはや当たり前だったというか。

今思えば、中学校でも、昼休みに男子はわ〜〜っと校庭に出てバレーをやっておりましたが。(うちの中学は昼休みに使って良いのがバレーボールのみだった。理由は知らない)男子で私だけ教室に残り、女子と女子トークしたりしてましたね。なんというか、そういうところもありました。(別に毎日ではないですし、普通にバレーしに行っていた時もありました。)

顔も体つきもごりっごりの男なのに、そいうところがあるんですよね。昔から。

そういう見えない枠とか鎖って「フィクション」なんだと思うんですよね。
人間が勝手に作り出した実在しない境界線。
実際は無い、境界線。だから、フィクション。

国とか、土地とか、学歴とか、、、「男性たるもの」とか「女性は黙って」とか。全部勝手に人間が作ったフィクションであり、そもそも多様であり、そもそも定義されていない生身のものがある、それのみなんだと思うんです。

さて、ちょっと長くなっちゃいましたが、改めて、一昨日の続き、「育休義務化」に関するポイントと私の考えです。

可能であれば、シリーズ1弾からご笑覧いただけると、流れがわかるかと思います。

1:https://note.mu/hack_and/n/n8ba30f904854
2:https://note.mu/hack_and/n/n775c62e2fe00
3:https://note.mu/hack_and/n/n08cf486d73d0

主張の整理
・男性育児休業取得を100%にしようと考えている。
・期間は3-4週間の取得を想定している。(と読み取れる)
論点の整理
・「義務化」は多様性を無視していないか
・男性が育児休業をとってもマインドセットは変わらないのではないか。(家事・育児をやるとは限らない。お荷物になるのではないか。)
・企業側が反発するのではないか。
・(家事・育児をしない旦那が家にいて)女性の仕事が増えるのではないか
・少子化対策や経済効果があるのか。
・収入減が生活にクリティカルに効いてくる家庭をどうケアするのか

ここでね、「企業側の反発」に対して書こうと思ったのですね。

そしたらね、もう、上記の内容に対して、ほとんど回答している記事を発見したわけです。

、、、もう書くことなくない(ぼそっ

いや、一般市民の声として、私の考えを書いておこっと。。。(大汗

3:企業側が反発するのではないか。

これはですね。本当に短期・中期的には結構大きな痛手ですね。
どの視点で見るかですが、ざっくり以下4つかと。
1:国視点
2:地域視点
3:会社視点
4:個人視点
さらに時間軸も重要です。
a:短期スパン
b:中長期スパン

整理してみました。

ちょっと、この記事を書いている時間帯の関係で、脳みそ半分寝てる可能性があるので、明日あたりもう一度考えてみますがざっくりこんな感じでしょうか。

うん。やはり、企業側からすると、短期的にはリスクが結構高いなぁと思います。

結果的に以下三つは経験するんかい。と。
・売上、利益が落ちる
・隠れて準拠しないと人材流出につながる
・今までのマネジメントが通用しない

でもこれはですね、まさにパラダイムの転換なんだと思うんですよね。
1900年頃から始まる、「重工業」の台頭により、「熟練技師」が必要になり、「社員教育」に熱が入り始める。(諏訪地域の手工業では1890年〜1910年頃の工主の離職率は75%だったと記録されています。※)
企業は成長のために採用しては教育をしていく。
「社員教育」というコストをかけてまで育て、実地もかねて技術を鍛錬してきた熟練技師を企業に留め、長期間働いてもらうために、終身雇用やベアなどのルールを作った。
国のGDPを増やせ!という号令に合わせ、リニアに成長し、そのお金でローンを組んでマイホームを建てる。会社の給料を35年も払い続ける約束をして、物にあふれた生活に幸せを感じる。

これが、昭和から平成までのパラダイムなんだと思うのです。

こういうエコシステムを作り上げてきたのが、昭和、平成まで続いていたのだとすると。。。
いや、今もまさに続いており、企業で、数年先に入った先輩は「先輩であること」で威張り散らし、自分が上位であることをアピールし、主張します。
マネジメントも過去から培った勘と経験で判断し続ける。
その当時はそれでよかったのです。経験した人間が素早く判断できる、似たような事象が多く発生したのであれば、確かに経験者の方が一日の長はあります。

ただ、今まさにその結果社会やパラダイムが変わろうとしているので、自分たちも変わろうという先進的な、経団連やトヨタがいるわけです。つまり、あの宣言は、リニアに成長し、経済大国を作り上げた工業化のエコシステムの終焉を宣言したわけです。いや、宣言せざるを得なかったんだと思うのです。

ということはですね。そのシステム自体がすでに終焉へ向かっているのであり、今までの仕事の仕方、考え方では、どうやっても、今後は存命することすら難しくなっていくんだと思うのです。

そういう視点でいうと、中小企業をはじめ、日本の多くの企業が育休義務化で多かれ少なかれダメージは受けると思うのですが、そもそも、そういう過去の働き方していたら、優秀な人材も集まらなくなっていくのだと考えます。なので、短期的にはダメージは受けても、これを機会に、個々人が人生を主体的に捉えた時に、「我が社」で仕事をしたくなってもらうためのルールやデザインがされた企業になるチャンスですし、そのチャンスを生かしていただきたいなぁと思ったわけです。

だからこそ、上記あらあらな分類をしましたが、どの視点で切り取って見ているのかも重要だなと思います。
とはいえ、もちろん、それで倒産してしまっては元も子もないので、中小企業には、行政や国かなんらかサポートが入ると良いなと考えます。

どんなサポートがあると良いんだろう?
どんなサポートだといいですかね。。。汗

なんか良いアイデアないでしょうか?


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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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