
『親/切』。
ドリルです。
息子が この頃 漢字検定の勉強に一所懸命です。
珍しく 勉強に一所懸命なんで 何故かと尋ねると
どうやら 漢字検定で満点を取ると『Minecraft』というゲームを買って貰える約束をお母さんとしたらしいです。
ヒナタよ………
騙されてるぞ!
満点は ハードル高過ぎるやろ………。
なので 息子に よく漢字に関する事で 質問されたりします。
先日も……………
…………
………………
……………………
「パパ、パパァ。親切ってどういう意味なん?」
「えっ?親切?そんなんも知らんの?親切っていうたら、その人の為になんかする事やんか。
例えば 死にかけのお爺さんが来たら席を譲るとか そうやって思いやりを持ってなんかしてあげるってことかな?」
「やんなぁ!」
「やんなぁ?」
「うん。ほな、なんで親を切るって書くの?
親を切るっておかしくない?
親を切る事と 親切にする事って何か関係あるの?」
「そうか……なるほどな………
いいか、ヒナタ…そうやって分からんからって何でも人に聞いてたらアカンぞ。
お父さんのオカンもよう言うてた。
『人に 聞いたら成長せーへん!自分で考えて、自分で調べ!!』
………って。今 やったら その気持ちがわかるわ。
だから、自分で調べてみるんや。ほんで わかったら お父さんに言うてみて。。。」
「うん、わかった。パパも知らんってことやろ?」
「ハハハっ!ヒナタは 面白いこと言うなァ!まぁ、調べて答え 持ってきなさい。お父さんが答え合わせしたるから。」
それから しばらくして………
「パパ、パパァ!調べてきたよ!」
「おっ、早いなぁ。ほな 言うてみ。」
「うん、元々切るの『切』って漢字は『七』だけであらわされてんて。
でも、後から数字の7に『七』が使われるようになったらしいよ。
なんか 『七』と『切る』の発音が似てたらしいねんけど 中国語は わからんねん。
パパ 中国語で7ってなんて言うの?」
「えっ?7か?7………待ってや………えーと イー、アル、サン、スー………ヤキビーフン?………違うな………ウー、リュー………ん?あれ?あかん、ヤキビーフンに引っ張られて何も 出てけーへんわ……。多分ヤキビーフンやろ。知らんけど。」
「そうなんかな。ほな『 切る』も中国語でヤキビーフンでいいんかな?」
「そや!『切る』も ヤキビーフンや!知らんけど。」
「まぁ、とにかく本来の『切る』って意味の漢字が必要になったから刃物の『刀』に『七』を引っ付けて『切』って漢字ができたらしいよ。」
「へぇー!えっ、でも それやったら まだ 親をヤキビーフンしてしまうやんか?親ビーフンやん?」
「うん、その『切る』って字も時代が たつにつれて色んな使われ方するようになってんて。
切る時に刃物をそれに密接に当てるとこから「寄り添う」って意味になって そこから「大事に思う」とか「心を込める」って感じの漢字になったらしいよ。」
「なるほど!『親』っていうのは お父さんやお母さんって事だけじゃなくて親しい人とか身近な人も含まれてるんや!そんな人達に寄り添い、大事に思うってことが『親切』なんや!知ってたけど。」
「うん、だから『大切』とか『切実』とかにも『切』が使われてるねんて。」
「なるほど、『大切』は マンモス大事に思うってことか!『切実』は、実に心を込める………なるほど!!
まぁ、
知ってたけどな。」
「お父さんをヤキビーフンしようかな。」
この話の本当度 60%
中国語は 全く知らないので ヤキビーフンは 何人か気付いてらっしゃるかも知れませんが 多分『切る』という意味ではないです。
本当の意味は 自分で考え。自分で調べてみて下さい。
「自分で考え 自分で調べろ!」うちのオカンがよく言っていましたが、決して面倒臭いから言ってたわけじゃ無いと信じます。
キャベツはビーフンの為に……
ビーフンはキャベツの為に……
いいなと思ったら応援しよう!
