時に死にたくなる
たまに訪れる。
何がどうだからとか、
そんなものはない。
ただ漠然と、
そう思う時がある。
急にやってくるそれは、
全てを否定し、全てぶち壊す。
こうだからダメなんだ。
こんなだからダメなんだ。
こうだったからダメなんだ。
でも。
勇気はない。
本当に壊すことも、
本当に壊れることも、
そんな勇気はどこにもない。
そんな恐ろしいことをするくらいなら、
そんなことに勇気を出すくらいなら、
そんな馬鹿なことを考える時間があるのなら、
くだらない被害者意識と
くだらないプライドをこそぶち壊してしまえばいい
とか。
そう思うのだけれども、
そこに至るまでは
まだまだ暗い妄想の中でもがくしかない。
ふと見える小さな光が見えるまで。