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【コトダマ029】「ある意味、人は生れ落ちた瞬間から・・・」

ある意味、人は生まれ落ちた瞬間から、誰もが捨て子なのかもしれない。どこまでも孤独で、だからこそ、人と触れあったり助けあったりすることに喜びを見出だせるのだ。

小川糸『つるかめ助産院』p.248

助産院が舞台のこの小説ならではのセリフですね。語られるタイミングも絶妙で、グッときました。

特に解説はいらないですよね。誰もが孤独であるがゆえに、誰もが人とのつながりを求めてやまないのです。

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