駐車場がない絶景ニライカナイ橋・スリランカのシギリヤロックを思い出した斎場御嶽（せーふぁうたき）2024年7月中旬
那覇到着、初日に訪れた場所は↓の4ヶ所。空港到着から7.5時間の旅。
今回は③ニライカナイ橋 ④斎場御嶽（せーふぁうたき）を訪れた旅行記です。
④ - 斎場御嶽（せーふぁうたき）
絶景ニライカナイ橋展望台 駐車するところは？
ニライカナイ橋って、絶景人気スポットの割には駐車場がありません。ちょっと不便だったけど逆に駐車場がない分、団体客がいないので良い観光スポットなのかな。
ナビはニライカナイ橋と入力するより、陸上自衛隊の知念駐屯地を入力した方が車を停めれるスペースに到着しやすかったと思う。知念駐屯地付近、⭕️印あたりにある路肩スペースに駐車することになるからです。私達が行った時間は平日夕方4時半頃だったので激空きでした。混んでたら停めるの大変かもしれないですね。
展望台は東に面しているので、晴れた日の太陽が真上にある頃が橋と海のコラボできれいな写真が撮れるのかも。ひめゆりや沖縄平和祈念資料館での滞在が予定より長くなってしまったので夕方4時半頃に到着。ちょっと遅かったかなと思いきや、絶景写真を撮ることができました。
展望台で絶景を楽しめるニライカナイ橋は、ドライブも楽しかった〜。特に下り。トンネルを抜けた後の、視界全体に海が広がる絶景！急なカーブだし、前方注意しながら運転だとしっかりとこの景色を堪能できません。空いてたから運転手交代で2往復しちゃいました。😆 絶景とドライブを楽しめるのに無料なんて、なんというお得感。斎場御嶽(せーふぁうたき)からとても近いし、セットで旅行日程に組み込みこんで良かったわ。
斎場御嶽のチケット売り場と駐車場は？
ニライカナイ橋展望所から斎場御嶽入場券売場までは車で5分ほど。
入場チケットの購入をするためには近くの南城市地域物産館に行かなければならず、こちらの駐車場で車を停めて、チケットを購入後に500〜600mの道のりを歩いてむかいます。「500mなんて楽勝〜」なんて思っていましたが、上り坂を歩いていくので思ったよりも時間がかかりました。
ナビは斎場御嶽と入力するより、斎場御嶽入場券売場を入力すると南城市地域物産館へ案内してくれます。斎場御嶽では入場券が買えません。買い忘れて斎場御嶽まで行くとまた戻ることになっちゃいますから、忘れずにここで購入しましょう。
入場券は300円でした。「えっ？300円？安っ！！！」。神聖な場所かつ世界遺産。もう少し料金を値上げしても良いんじゃないかしら？
斎場御嶽は祈りの場所
入場券を渡すと、係員の方に斎場御嶽での注意事項を伝える数分の映像を見るようにと部屋に案内されます。
内容的には、聖地は祈りの場だということを忘れないこと。祈りを捧げている人がいたら邪魔をしない、撮影をしない。などなど。
改めて琉球王国最高の聖地である場所なのだということを実感。気を引き締めて参ります。
斎場御嶽とシギリヤロックの三角岩
斎場御嶽で最も有名な三角岩は、三庫理（サングーイ）と呼ばれる神域で、巨大な岩で三角形のトンネルになっています。
斎場御嶽の三角岩の写真を見て、一番最初にピーんと頭に思い浮かんだのが2018年に訪れたスリランカ🇱🇰のシギリヤロック。巨大岩がお互いバランスよく支え合ってる姿に感動。岩のトンネルをくぐった時にはワクワクでテンションあがりまくりだったんですよね。
もうコレは「斎場御嶽の三角岩もみにらっしゃい」と呼ばれているサイン？なんて勝手に思い込み、斎場御嶽を今回の旅行日程に組み込んだのです。
シギリヤロックの三角岩は、頂上に宮殿跡がある超巨大岩への入り口。たくさんの観光客でゆっくり通れなかった。ちなみにシギリヤロックは出口と入口が違うんですよ。帰り際にもう一回見てまわろうなんて思っていてもできないので要注意です。
斎場御嶽の三角岩。訪れた時間が遅かったせいもあるけど、ボランティアの方以外は誰もいなくて、と〜っても静か。自然にでき上がったという巨岩の威風堂々とした姿にしばらく見惚れてしまいました。
斎場御嶽は以前は岩の間をくぐることもできたとか。今は落石のため、柵が設けられて近寄ることもできません。
生きてる間に２つの世界遺産の三角岩を見ることができたのも何かのご縁かしら？なんだかダブルパワーでご利益ありそう。
沖縄県の蝶「オオゴマダラ」・カラス・蜘蛛・たくさんの生き物に遭遇
7月中旬に訪れたこの日は、たくさんの大きい白黒まだら蝶がユラリと優雅に飛んでいました。あまり聞いたことのない鳥の鳴き声。三角岩へ向かう途中は「カｱｱｰ」とカラスが鳴き、巨大な蜘蛛がまるで斎場御嶽を覆い囲むかのように巣を張り巡らせていて「ちょっと鬼滅の刃の世界かも？」と思っちゃいました。
他にも色々たくさんの生き物に出会えたんですよ。夕方前の人気が少ない時間帯の訪問は、怖いというよりは自然と生き物に守られているような安心した雰囲気でしたね。
三角岩に待機していたボランティアの方に質問してみました。
🙋🏻♀️「白黒の大きい蝶々は、この辺ではよくみられるのですか？」
🧓🏻「沖縄にはたくさんいるよー、県のシンボルになってる蝶だから」
🧓🏻 「オオゴマダラって言うんだよ」
沖縄県のウェブサイトより
なるほど〜。沖縄のシンボルなのですね。大きくしなやかに飛んでいる姿はとてもエレガント！ 斎場御嶽にはオオゴマダラが好んで食べる植物(名前忘れた)がたくさんあるんですって。教えてくれたボランティアの方に感謝です。
駐車場までの道のりで遭遇
ちょっこっと寄った場所
18:00前、南城市地域物産館のお店はどこも閉まっていました。残念😢 サクッと散策して沖縄アリーナ近くにあるホテルへと向かいましょう。
オーストリアでもこういうのやってくれたらなあ
コアラ、カンガルー、シドニーハーバーとかあったら楽しそう🤭
物産会館の建物裏にあります
初めての沖縄旅行1日目で思ったこと
ひめゆり平和祈念資料館と平和祈念公園の資料館を訪れて、琉球崩壊から続く沖縄の深い苦しみに、言葉では表しきれない悲しみで胸が張り裂けそうでした。
石垣島のタクシー運転手さんから「沖縄の歴史を学んでらっしゃい」と送り出された言葉。過去の恋バナに花を咲かせて、のろけていた人と同一人物とは思えない彼の真剣な眼差し。その意味を深く理解できたような気がします。
初日最後に訪れた琉球王国最高の聖地である斎場御嶽。自然によって作られた木と岩の間からこぼれる神々しい光。オオゴマダラたちが優雅に飛びかう姿。「前に進みなさい」とまるで背中を後押ししてくれたような突然吹く風。斎場御嶽すべてが、忘れることのできない悲しみをあたたかい優しさで包み込んでくれたような気がしました。
初めての沖縄旅行、時計回りで観光するか、反時計回りにするかすごーく悩んだんですよね。沖縄を学んだ後の病んだ心が、斎場御嶽で楽になったような気がしたので反時計回りにしてよかったなと思います。