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蜂子のエッセイ

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#女子

毛穴、けあな、ケアナ

毛穴、けあな、ケアナ

ここ最近、気になる、毛穴。

毛穴 けあな ケアナ

こんなに開いていただろうか、
こんなに目立っていただろうかとここ最近ずっと考えている。

毛穴うめの化粧品でどうにかごまかして、
それでも気になる。

スキンケア系の商品のランキングを見てもほとんどだいたい、毛穴ケアを謳っている。

『毛穴が消える!』
『ポツポツ毛穴にさようなら!』
なんて宣伝文句に一体何回つられた

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母の化粧

母の化粧

パァン!パァン!

洗面所から音がする。
餅でもついてるのかと思って思わず覗くと、母が化粧水を肌に入れ込んでいた。
少しでも多く浸透させたい気持ちはわかるがそんなにやったら逆に肌に悪いと思う。

母の化粧ポーチは小さい。
ファンデーションとアイシャドウとアイブロウとリップとチークとリップブラシがそれぞれ1つずつ入っている。
それらを使って母は化粧して出かけていく。
小さい頃、何でお化粧するのと

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私の服

私の服

ガーリー、カジュアル、スポーティ、エレガント、モード、クラシカル、古着系、パンク、ロリィタ…

ファッションの系統を今私が覚えているものを書き起こしてみた。きっと他にもある。

私はクラシカル系の服が好きで、ブランドだとF i.n.t、an another angelusが好きだ。
ロングスカートにフリルのブラウス、アンティークなアクセサリーも好きだ。

これが私の好きなもの。

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ネイル

私は自分でネイルをするのが趣味だ。

きっかけは、学校の元同級生のネイル。
高校3年生の頃、その同級生は学校を辞めてキャバ嬢になった。
SNSで今ここで働いてるだとかヘアカラーこんな色にしただとかを発信していてどんどん変わっていく姿に驚いたが、生き生きとした彼女を見ていると、ああ彼女は自分の居場所を見つけたのだなあと思った。
そして、彼女は爪先を尖らせ、キラキラしたストーンやラメをたっぷりのせたネ

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顔も知らないあなたは幸せだろうか

ショッピングモールのトイレに入った時のこと。
個室に入ると何かペンのようなものが落ちていることに気がついた。
近くで見るとそれは妊娠検査薬だった。
初めて見た。フィクションの世界でしか見たことがない人生を送ってきたから。

結果は陽性だった。

おめでとう、だといいなと思った。

子供が生まれることは大変めでたいことだ。だが、近頃は悲しいニュースも溢れている。
私は小さい頃、「妊娠=幸せ!」と考え

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幸せですか?

「今、幸せですか?」

そう聞かれて言葉に詰まった。
自分自身には何度も問いかけた質問、人から聞かれたのは初めてだった。
急に言われた。幸せですか?なんて言えるこの人のまっすぐさに感心しつつ、

「うーんまずまず。」

なんて言った私のつまんないこと。
もっと面白い回答を待たれてたかもしれない、真面目な回答を待っていたのかもしれない。とりあえずわかることは、まずまずな幸せの女の話なん

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2019夏

2019夏

水を飲んでも飲んでもすぐに乾く体。私の体から蒸発する水分を感じた。
今年の夏はビアガーデンに行ったことと毎日のようにスイカを食べていたことが夏の思い出だ。毎年こんな感じで夏は去って行く。特に何もせず、ただ季節を無駄にしているようで悲しい。

少しでも夏を感じようと夏の歌のプレイリストを作って聞いていたが7曲しかなかった。
そもそも私はあまり夏を知らないようだ。

例年より違うことは、博物館によく

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メイク

好きな服を着る
メイクをして自分の好きな顔になる

毎朝の、私の愛おしい時間だ

ファンデーションで毛穴を抹消してつるんと綺麗な肌にして
ビューラーでくるりとあげたまつげにマスカラを塗り目をぱっちり見せ
リップを塗って華やかに彩る
楽しくてしょうがない!
朝の時間を犠牲にすることなど厭わない。
通勤電車のために猛ダッシュするはめになるよりも適当にして家を出る方が嫌だ。

「そんなにしっかりしなくた

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