初めて「寅さん」を観た
1969年の第1作『男はつらいよ』(55年前!)。
寅さんが妹のさくらと口喧嘩するシーンで、
ものすごくスムーズにビンタを決めた。
べっぴんな妹に、スパーン。
え!? スムーズすぎん!??
ためらいも予備動作もなく、スパーン。
「うわー、時代錯誤」と一瞬思ってしまった。
…が、あれ? ちょっと待てよ?
私は生まれてこの方、
人の殴り合いのケンカをそう見たことがない。
(中学のとき1回くらい?)
ドラマのフィクション、
漫才のツッコミくらいで、
どつかれるカミナリのまなぶくんを見るのも痛そうでつらい。
(カミナリのYouTubeおもしろいよ)
ヤンキーの減り始めた平成の暮らしがそうさせたのか、
たまたま私のまわりが穏やかだったのか。
令和育ちが寅さんを観るとどうなるのだろう。
どつきあいの主戦場はSNSに移ったのかしら。
おや、空から声が…
「それを言っちゃあおしめぇよ」
時代だ社会だなんだの切り口で
フィクションを切るのは、粋じゃないですね。
最近感じた肉体の痛みは、筋肉痛です。平和。
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