自分のACEスコアを測ってみよう!
子ども期の逆境体験を計測するACE(エース)スコアという指標があります。ACEとは子ども期の逆境体験のことで、このスコアが高いほど、成人後の健康リスクに影響があるとされています。
以下、あなたが 18 歳までに体験した ACE のカテゴリー数を合計して、あなたのACEスコアを算出してみてください。
あなたの ACE スコアは上記の10項目中、「はい」という項目の合計数です。何点でしたか?
ちなみに、ACEスコアが高い人が必ずしも、スコアが低い人より重度かといえば、そうでない場合もあります。例えば、スコアが1の人でも、身体的虐待が命に関わるレベルの拷問だったような場合、スコアが4の人よりも重症という場合もあるからです。
つまり、各項目の比重はこのテストでは測れないため、あくまでもACE(子ども期の逆境体験)の’’参考’’指標という点は注意してください。
ちなみに、私のACEスコアは9点でした。
ACEスコアが「6以上」の人は、「0」の人に比べて平均で約20年早く死亡するという報告がなされています(参考文献「ACEサバイバー —子ども期の逆境体験に苦しむ人々」,著;三谷はるよ)。虐待が重度のサバイバーに、難病や若年性の癌の人が多い印象をずっと持っていました。 虐待サバイバーは一般的に「早世」という悲惨な事実を社会は知ってほしいです。
虐待サバイバーは、大人になって虐待から逃れられた後も、何十年と複雑性PTSDや虐待に起因した貧困に苦しむだけでなく、脳卒中や癌などの健康リスクが高く、「寿命」まで20年も短くなる(統計的に)なんて、とんでもない話だと思います。
【参考文献】
※虐待の後遺症(複雑性PTSD)について、以下の書籍で詳しく描いています。精神科医の和田秀樹・医師の監修と対談付き。
虐待の被害当事者として、社会に虐待問題がなぜ起きるのか?また、大人になって虐待の後遺症(複雑性PTSD、解離性同一性障害、愛着障害など多数の精神障害)に苦しむ当事者が多い実態を世の中に啓発していきます!活動資金として、サポートして頂ければありがたいです!!