そんなことまでわかっていたのか
私がアーユルヴェーダの学びを始めて約2年。今でも学びが尽きることはない。
アーユルヴェーダの先生たちは一同に『アーユルヴェーダの学びは一生終わらない。』とおっしゃる。それだけ深い学問である。
ある先生は、アーユルヴェーダは螺旋階段を昇っているようなもので、同じことを学んでいても、一周すると一段階上がった位置で見ることができて、また新しい視野が広がっていくとおしゃっていた。
まさにその通りだと思うし、まだまだひよっこの私は講座を受ける度に、「アーユルヴェーダすごい!」「なんでそんなことまでわかったんだ?」と、5000年以上前の医学の凄さに感心させられる。
先日もすごく驚かされたことがあった。
昨今では瞑想がフォーカスされているが、アーユルヴェーダやヨガでは毎日やるべき事として、古典書に記載されている。
自分に目を向ける、心を落ち着かせるなどいろいろと理由はあるのだろうけれど、もっと科学的な根拠があったのか、と思わされることを教えていただいた。
人間の脳波の一種にα波というのがあるのはご存知の人も多いと思う。リラックスした状態や瞑想時、軽い集中状態でよく観測される。
そのα波には種類がある。
1. ファーストα波(First Alpha Wave)
周波数範囲:10~13 Hz
特徴:
高周波のα波で、覚醒度が高めの状態で観測される。
軽い集中状態や、リラックスしつつも注意が必要な活動中に関連。
学習や創造的な思考、情報処理中に増加することが多い。
「リラックスと覚醒のバランス」が取れた状態を反映。
2. ミッドα波(Mid Alpha Wave)
周波数範囲:9~10 Hz
特徴:
α波の中間的な周波数帯に位置する。
深いリラックス状態と覚醒状態の中間に位置し、安定したリラクゼーションを示す。
瞑想や穏やかな集中状態で見られることが多い。
脳が「受動的」な状態で、ストレスが少なく心が落ち着いているときに現れる。
3. スローα波(Slow Alpha Wave)
周波数範囲:7.8~9 Hz
特徴:
低周波のα波で、深いリラクゼーションや瞑想状態に関連。
睡眠前や深い休息中に観測されやすい。
α波とθ波の境界に位置し、半覚醒状態や内面的な静けさと関係する。
深いリラクゼーションが必要な場面や、ストレス解消に効果的な状態。
7.8Hzにまで至る深い瞑想は、凡人には成し得ることができないらしいが、聖者と呼ばれる人たちには可能らしい。
この7.8Hzということがポイント。
地球を取り巻く成層圏にはバンアレン帯と呼ばれる電離層があり、7.8Hzの電磁振動があると実測されている。そして、人が深い瞑想状態の時の脳波は7.8Hz。
地球の電磁振動と身体細胞の振動は何らかの関係性があり、脳波が7.8Hzになると、天と地の振動と共鳴して、エネルギーを取り込んで、情報を共有できることが可能であると考えられる。
つまり、人と宇宙の間で共鳴が起こり、宇宙の叡智が人に降りてくるということ。それが宇宙と繋がるということなのだろう。
古代の人たちが共鳴するという原理を知っていたのかは定かではないが、宇宙と繋がることはわかっていたのだろう。
だから、瞑想を毎日やることの1つとしてあげていたのだと思う。
5000年以上前からこんなことまでもを理解していたのか、と驚かされることが本当に多いのがアーユルヴェーダ。だから、おもしろくてもっともっと学びたくなる。ただなんとなくで「良い」と言っているわけではなく、必ず理由がしっかりあるところが、私的には好きなところ。スピリチュアルで片付けらてしまいそうなことも、しっかりと理由を説明できたりするから説得力が違う。それは、人の考えではなく宇宙の叡智であるという証拠なのだろう。
私の人生での楽しみは学ぶこと。この尽きることの学びに出会えたことに感謝である。
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