扇形代枢 〜DIA-MODE〜
Vital Information - Clouds
はじめに
『AIの描いた絵がコンテストで優勝した!』
先日、このような見出しの記事を見ました。その中で「AIが人間を超える感性を備えるまでに進化した」と取れるような内容もありましたが、ふと「なんでもう一方の可能性は考えないんだろ…?」と感じました。
原因と結果は簡単には決まりません。
世の中はどちらが先でどちらが後なのか、見分けがつきにくいもので溢れ返っているからです。2つを入れ替えると全然違う解釈にたどり着いたり、入れ替えても同じなら別の要因が考えられますね。たとえば、店舗で”呼び込み”をかけることがありますが、このとき、2つの可能性が考えられます。
α. お客さんが来ないから、呼び込みをかける
β. 呼び込みをかけるから、お客さんが来ない
ほとんどの場合、α のつもりでやっていると思います。が、繰り返しになりますが原因と結果はそう簡単には決まらないのです。β だった場合、呼び込みをかけることこそすぐにやめなければならないことなのですから。
さて、AI作品のコンテスト優勝における”もう一方の可能性”とは、『人間がAIの描いた絵を好むようになった』という可能性です。並べて書くと、
α. AIが、人間の好む絵を描けるようになった
β. 人間が、AIの描いた絵を好むようになった
α であれば、AIは確かに凄まじい進歩と言えるでしょう。しかし、β であれば何も不思議ではありません。なぜなら、歴史を見れば分かるように『音楽』に流行り廃りがあるのと同じで、『絵画』も時代によって流行するものは全然違ってくるからです。
PCを使って制作された音楽を『DTM』と言います。そして、当たり前ですがPCが無い時代の音楽はPC無しで制作されています。楽器の生演奏を録音マイクで録音しているのです。
では、PC有りの音楽と無しの音楽では一体何が違うのか? それは”PCが有るか無いかだけ”ですね。その音楽、もしくは絵画の『良し悪し』を決めるのは人間です。PCやAIが有ろうが無かろうが”決めるのは人間”なのです。
ということは、α ではなく、β のようなことも十分に考えられると思います。
ちなみに、そのコンテストで優勝した作品の出品者は、作画にAIを使ったことを応募時に申告していたそうです。『Midjourney(ミッドジャーニー)』というAIだそうですが、私個人的にはAIというよりは”ツール”の1つのような印象ですね。
さて、人間と機械。未来はどちらの道を歩むことになるのか見ていきましょう。
【Dm7(9)】 … DIA-MODE
社会では D&I を導入する会社が増えています。
Diversity(ダイバーシティ)…多様性
Inclusion(インクルージョン)…包括
人々の多様性を認め、様々な価値観を内包しようとする試みです。下地となる考え方はいいのですが、1つ足りないものがあります。D&I だけだと解釈によっては「なんでもあり」だと捉えられるので、常識も秩序もない状態になってしまいかねない側面があるのです。その中にいる人が「何を基準にすればいいんだろ?」と感じることもあるでしょう。”混乱”になってしまいそうですね。
であるならば、D&I に「要・軸・中心」などを意味する言葉、『Axis(アクシス)』を足してみるのはどうでしょうか。Axisの意味は他に「座標系の軸、葉や枝などが生える中心の茎・幹・根」などです。
D&I&A… 2つもある”&”を外して単に『DIA』です。要・軸・中心を言い換えるならば『共通項』でもいいですね。人は共通するものを持つ人に対しては親近感を抱くものですから、仲間として受け入れる環境になりやすいかもしれません。
人のタイプをα・β・γなどに分けて、共通項で軸を立て、すべてを内包する…
図にするなら数学の【集合】の図がいいかもしれません。
Diversity… αタイプ、βタイプ… など
Inclusion… 全体集合U、(αまたはβ = α ∪ β)
Axis… α且つβ = α ∩ β
みたいな感じです。
ここで「D&I だけでもAは含まれてるんだから必要ない」という意見が出てくると思います。確かにその通りなのですが、私があえてAxisを足したのは、含まれているからといって表現しないことは、それを意識できないことにつながってしまうからです。Axisが表しているものは共通項・軸ですが、それを”意識できなくなってしまう”ことを懸念しているのです。
軸のない独楽は廻ることはないですし、太陽のない地球は宇宙のはるか彼方に飛んでいってしまいます。シャフトのない車輪が廻ることはないでしょう。
D&I だけだと、コーヒーとミルクが完全に混ざった”カフェラテ”のような状態になります。カフェラテがダメだと言いたいわけではなく、むしろ個人的には好きなのですが、人には『パーソナルスペース』で表されるように個人の領域があるものですから、完全に混ぜるのは賛成できないですね。
とはいえ、やはり仕事を進めていく上ではお互いに仲間であることは意識したいと考える人も多いと思います。多いからこそ現代の社会で D&I が推奨されているのですから。
そこで『Axis』の出番なのです。
共通する項・軸・中心があれば、パーソナルスペースのような”個”を保ちつつみんなと仲間である”共”の要素も意識できます。
「Diversityが個を表している」なんて反論が返ってきそうですが、言いたいことは”個”を”集”にするには、”共”が必要だということです。つまり、
Diversity… 個
Inclusion… 集、(併)
Axis… 共
ってことです。
”共”無しで個を集にすると、すべてが集になってしまい個が無くなってしまう、あるいは、個と個の重なる部分がないままで集を作ると『見せかけ』だけの仲間になってしまうのでは… と考えます。
個にとって、集は『外側を包む』もの、共は『内側に立つ』ものと言っても良いかもしれません。
ちなみに、カフェラテで起こる現象を物理学では『エントロピー増大の法則』といいます。この法則は「秩序ある状態は無秩序の状態に向かう」ことを表します。
個に覚め、共を経て、集に至る。
大事なことは、どの段階にも個は”共通”して存在していること、それは”お互い”にそうなっていることですね。ただの理想、それどころか夢想かもしれませんが、集としての強さはこのようなことから生まれるのではないでしょうか。
DIAMONDならぬ、【DIA-MODE(様式)】です。
Craig David - Officially Yours
【G7(♭13)】 … 扇形代枢
さて、じゃあ先述の『英語』たちを日本語に変換していきましょうかね。
多様性、独自の個性、軸、中心、要、包括、日本語…なんかを考えてたら『扇』が思い浮かんできたね。扇の作りとか形なんかは『集団』を表すのにええかもしれんな。数学の”集合の図”やと簡素で判りやすいけど、慣れてない人には要点が見えにくいかもしらんし。
扇は複数の骨(軸)が紙でつながっとるし、根元は『要』で1つになっとるし。要から出た軸がそれぞれの方向に”発散”してるし、扇を逆さにすれば多数の軸が1つの要に”収束”しとるようにも見えるし、見方によっていろんな解釈ができるのがええよね。手のひら、日の出、山、平野…とかね。
先ずは『扇形』。
んで、前の記事「井蛙管天=雲竜井蛙」で”代入=等価交換”を扱ったけど、それは今回で言うなら”共通項”やな。なら、『軸』のことやし『要』も同じような感じか。んで、要とは『枢(くるる)』のこと。
扇形、代入=等価交換、共通項、要、軸、枢…から、
【扇形代枢(せんけいだいすう)】…とかね。
これなら政府が施策に掲げてる『数学』にも通じるやん。
数学の分野の1つに”線形代数”ってのがある。座標とか行列の分野やったと思うけど、詳しくは数学の本を読んでみてちょ。
政府が数学を推してる理由は、科学分野の『発展』のためでもあるけど、数学をやることにより論理的思考や抽象思考の『育成』にもなっとるからやで。ただ、それやとちょっと足りんのも事実やな。数学って学問の”本質”は、論理的思考や抽象思考もあるんやけどもう1つ、”等価交換”を忘れたらあかんで。
等価交換は『根幹』となるものやろね。これがないと何も始まらないのや。なんなら”最重要項目”と言ってもええんちゃう。前章で、
Inclusion… 全体集合U、(αまたはβ = α ∪ β)
集、 (併)
ってしてて、”併”の説明を省いたから、ここで説明せなね。
集と併の違い。
Inclusion を『どっちの解釈をしているか?』ってことや。ここでほとんどの人が「集に決まってる」って思うやろうけど、そうやないことがあるのや。
”3歳児”は、併のことを集やと思ってるんやで。
よくあるのは「みんながそう思っている」って言い方ね。”みんな”って言ってるけど、よくよく話を聞いてみると自分だけの意見やったり、複数の意見でも少数の意見を言ってるだけのことがある。
一般的には Inclusion って言われたら、”集”のことやしそれで正解なんやけど、自覚しないで併のことを集だとしてる場合があるのや。この場合の併は、集やなくて”共”なんよな。やき、自覚なしで言ってしまってる人には「それは集じゃなくて共ですね」って言ったらんとあかんのや。やけど、本人的には本気で集やと思っとるから、そこに気づかせるのが結構難しかったりするで。まだ脳の『メタ認知』が起きてないんやろな。
そんなわけで前章では便宜上、併を Inclusion の集と並べたけど、併と集は別のものってことね。まとめると、
併 ≠ 集
併 ⇄ 共 (α ∪ β ⇄ α ∩ β)
ってこと。
やき、集から併を取り出して”共”に入れ替えて、Axis にしたのや。併と集を混同しとる人がおるから、2つを分離する必要があったんや。まとめ役(管理職)の人は、ここをしっかり”見極め”んとあかんで。そうやないともの凄い『認識のズレ』が生じて運営が滞ってしまう、最悪の場合『壊滅』することがあるき。
繰り返しになるけど、
集は集であって、共(併)ではない
共(併)は共(併)であって、集ではない
これをしっかり区別せな管理職は務まらんでよ。
あと、Axis には「茎・幹・根」って意味があるき”植物 = 自然”を連想させるやろ。日本は自然と”共”に生きてきた国やきそういう意味でもこの言葉がええかな〜とね。
さらに『論理的思考・抽象思考』と『等価交換』の違いについても説明しとく。先ずは1つ1つ説明〜。
α…
論理的思考… 物事を順序立てて考えること。原因→結果(直線)。
抽象思考… 複数の物事から共通項を見つけ1つにまとめること。収束(上下)。
β…
等価交換… 同じ価値(同位)のものを入れ替える(代入)こと。
こんな感じ。んで、
α. ”直線”と”上下”から、『垂直思考(ロジカルシンキング)』
β. ”同位”と”代入”から、『水平思考(ラテラルシンキング)』
となる。
実は、論理的思考・抽象思考と等価交換の2つには明確な違いがあることが判るやろ。垂直と水平は全然違う。自然に置き換えるなら、
垂直… 山、滝
水平… 平野、川
山と平野の2つを同時に表す形は『扇』なんや。
垂直… 序列、階級
水平… 平等、公正
と言ってもええし。
階級というか役職が上がると「視座を高く持て」って言われるやんか。それは間違ってないんやけど、ここで言う”視座の高さ”ってのは比喩なんやで。”高さ”って言うてもうてるから『上下 = 垂直』に意識がいってまうんやろうけど、本来の意味は複数の視点を持てって意味やで。つまり、垂直と水平の2つを同時に見ろってことなんや。結構ムズいけどね、これ。まぁ”慣れ”やな。
答えはいつも、”自然の中”にある。
【C△7(9)】 … 2つの歯車
2つの歯車が噛み合ったとき、お互いに『逆』方向に回転します。もし、同じ方向に廻ろうとすると、歯同士がぶつかって止まってしまいますね。
つまり、お互いが廻るためには逆回転でなくてはならないということです。
誰もが自分の考えや思いを持っていて、それに合う人を求めるものです。ですので、”同じ方向”に廻っている人に共感を抱くのは自然なことでしょう。しかし、実際には同じ方向に廻っている歯車同士は噛み合いません。止まってしまうのです。歯車を止めないためにはお互いが逆回転で廻っている必要があるのですが、だからこそ、お互いに”否定”したり”嫌”ったりしますね。
こうなってしまうのはまだ『幼い』からとも言えます。子供同士は相手のことが判りませんからぶつかってしまうのも仕方ないのです。一見すると”逆回転”は仲間には見えません。だから、同じ方向に廻っている人ばかりで固まってしまうのでしょうね。
日本の経済は滞っているようですが、それは逆回転同士だからではなく、むしろ同じ方向の回転同士だからではないでしょうか。
さらに、同回転と逆回転が完全に『分断』されてしまい、それぞれが好きなように廻っているだけ。これだと、それぞれが歯車1つ分の仕事しかできません。しかしもし、2つが噛み合うならその効果は”たし算”ではなく”かけ算”になるのではと考えます。その理由は簡単で、2つの歯車の”間”から第三の何か・第四・第五…が生まれると考えるからです。
世界から見て日本人は『素直・真面目』と言われることが多いと思います。それゆえに、どちらか一方の回転の中に入った人は、その回転を素直に真面目にやろうとしますね。
ちょっと話は逸れますが、とある記事で「日本の役者は演出しやすい」と海外の演出家が言っていたとありました。なぜそう思うのか聞いたところ、「すぐに言われた通りにやってくれるから」だそうです。
どうやら海外の役者は演出家に「こうしてほしい」と言われたとしても、「なぜ、そうやるの?」とか「それをやる目的は何?」と聞き返してくるので、そこを納得いくまで説明する必要があるのです。演出家に言われたことだとしても、役者自身が納得できなければ、延々と話し合うのです。
話を戻すと、そもそも素直・真面目には善悪はありません。それを日本だけが『良いもの』という見方だけで捉える風潮がありますが、この風潮なんとかなりませんかね。
真面目にやることが悪い結果を生むことだって十分に考えられるのです。
前章で垂直と水平の話が出て、2つを同時に見ることが大事だと言いましたね。それを簡単にやるには地平線(水平線)を見れば良いのです。地上(海)の平面に沿って見ることは”水平”に見ることですが、そのまま地平線までいくと、その先は宇宙、つまり”垂直”です。
地平線とは、垂直と水平が『交叉』する場所なのです。太陽や月が昇ったり沈んだりする場所でもあります。言い換えるなら、何か2つが交叉する場所からは何かが生まれたり消えたりします。
同回転と逆回転が交叉する場所からは、何が生まれ、消えていくのか…ですね。
ちなみに、暗黒の天体ブラックホールには”シュバルツシルト半径”と呼ばれる境界線があり、そこを越えると光さえ脱出できません。別名『事象の地平線(イベント・ホライズン)』といいます。
垂直とは、天動説… 地上と天界は、別々の世界に存在する
水平とは、地動説… 地上と天界は、同じ世界に存在する
自分が見た景色を伝えようとする人は伝わる言葉に変換しますが、伝えようとしない人は変換しません。これだといつまで経っても歯車が”噛み合う”ことはないでしょう。
人間には、心はあっても能力が足りません。
機械には、能力はあっても心が足りません。
さらに、
能力は、目に見えるもの。
心は、目に見えないもの。
とも言えます。
AIの発展は、目に見えないものを見えるようにしてくれるかもしれませんね。
(そろそろ冬やな〜🎵)
だんだん寒くなってきましたね。
(”地平線”と言えば『ダッシュ四駆郎』やな)
源駆郎さんの『ホライゾン』はカッコ良かったですね〜。
(源駆郎は四駆郎の父ちゃんやで)
今回のエンディングはこちらです❄️⛄️❄️
Ne-Yo - So Sick
おわりに
かつて日本に仏教が伝わったとき、いろんなものを日本の神道と”イコールで結ぶ”ことをやりました。仏教も神道も多神教なので、つながる素地はあったとはいえ、イコールで結び、つながったから、広まったのだと考えます。
(有名な神様に『風神・雷神』がおるけど、これは
仏教の神様やね。神道では、仏教の風神にあたる風の神様は
”級長津彦命(しなつひこのみこと)”って言うで)
ところで、各章の頭にある『Dm7(9) G7(♭13) C△7(9)』 は、いわゆる『II-V-I』です。このコード進行にはテンションノートがあり、且つ、トップノートにもなっていてクロマチックの進行になるので、キレイに終わりますね。
(『トップノートがクロマチックの進行』ってのは、
『最高音が半音ずつ進行する』ってことやで)
日本でキリスト教が広まらなかったのは、伝来したときに『人身売買』などをしたこともありますが、一神教だからとも言えるでしょうね。
(解剖学者の養老孟司さんが
「一神教は上位であり、多神教は下位に位置する」っていう
主旨のことを言うとったけど、1つ見落としがあるな)
それ、ありましたね〜。今でも昆虫採集をしたり、自然の好きな養老さん”らしからぬ”見落としですが、補填しておきましょうか。
(『樹』やで)
(先に答えを言うのはやめなさい)
『複→単』の構図でイメージしやすいのは『根→幹』です。これは『下→上』でもあります。一神教はこの部分の考え方に基いているのですよ。
(その”先=逆”があるしな)
(だから先に答えを言わないように)
さて、しかし、事はそう単純ではありません。なぜなら、『複→単』の構図が成り立つのと同じように、『単→複』の構図も成り立つからです。それを表してるのが『幹→枝』ですね。こちらも『下→上』です。
(『樹』やで)
(今から言いますよ!)
そして、その2つを同時に表しているのが『樹』なのです。まとめると、
根(複・下)→幹(単・上)
幹(単・下)→枝(複・上)
みたいな感じです。
(幹は上でもあり、下でもある
複は根でもあり、枝でもある
ってことやで)
一神教は単であり、多神教は複ですね。
(つまり、どちらも成り立つのや)
答えはいつも、”自然の中”に。
(さっき言うたし。この2つは
『収束』と『発散』やで)
ちなみに”光合成”は、ベクトルの向きが変わるだけで形は同じですね。
(あと、C△7(9) の『△』やけど、これは
『major(メジャー)』の略やで。
CM7(9) とか Cmaj7(9) とも書く)
Axis(軸)として用いるならば、好きな音楽や絵画もいいと思いますけど、仕事にはあんまり関係ないので、たとえば「自分が使ったものは自分で片付ける」などの”行動”を共有することが望ましいですね。
(昔から日本で言われてることやな
おじいちゃんおばあちゃんにも言われとったな
「クソウザい」と思うとったけど)
ちなみに『ウザい』という言葉は”江戸時代”の言葉ですよ。年配の方が若者に「ウザい」と言われたとき、ほとんどの方が怒りますが、それより「ほぉ〜そんな昔の言葉を知っているのか!関心関心!!」と返すのもいいでしょう。
(こういうのを『老獪』っていうんや)
There, there.
(Just because I don't like it)
それでは
(またね〜)
*参考書籍*
・万華鏡 寺田寅彦 角川ソフィア文庫
・物理の4大定数 小谷太郎 幻冬舎新書
*参考記事*
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