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Yurikawa Tamaki
2020年5月16日 01:05
木苺の種がぴったり歯につまりそれを奇跡と呼べないでいる真夜中の川は見えないけど見える町の明かりを背景として黒板の数式ずらりとのびてゆく窓の向こうの夕闇のなか包丁を洗った水が包丁の返す光に洗われている「包丁を洗った水が包丁の返す光に洗われている」 この歌は、2018年9月28日付けの北日本新聞「北日本文芸」の歌壇で「天」に選んでいただいたものです。選者は佐佐木幸綱先生。「天」は初
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