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041  蘩楼

深圳の飲茶を上海で。

【お勧めシーン】 3〜4人での食事、遅め朝ごはん
【こんな人に】 地元人気重視、飲茶好き、のんびり朝ごはんを食べたい、行列可、辛いもの苦手

この前深圳に行ってきたつながりで、深圳に本店があるお店の上海店を。
2018年ごろから飲茶(早茶)の行列店が増え始めた上海だけど、なかでもこの『蘩楼』はずっと人気のイメージ。『陶陶居』や『点都徳』も大人気でおいしいけど、緑のインテリアや四角い木の蒸篭とかが特に印象に残る。あと、立地も人と集まりやすい場所を選んでいると思う。平日の昼間に行くと、年配の人たちのランチのグループでいつも満席になっている。
あと、点心の一つひとつが巨大。普通一口サイズだけど、無理に口に入れると大変なことになる大きさ。
特にびっくりするお勧めは、「蟹仔鮮蝦蒸焼売」(36元)。飲茶でシュウマイは地味な存在だけど、「蘩楼」のはエビがギュウギュウに入っていて、一つが握り拳くらいの大きさ。なので、ほかにもいろいろ頼みたい場合は4名は必要。熱々で皮もとろとろで、シュウマイの定義について考えさせられてしまうと思う。

「蟹仔鮮蝦蒸焼売」(36元)。4つが融合してしまうほどやわらかい。

飲茶のお店あるあるといえば、上海人と行くと点心は脇役で、炒めものなどの料理がメインの食事になってしまうこと。なので、点心メインでいろいろ食べたい場合は日本人同士か広東語圏の人と行ったほうがよいと思う。
あと、ここのお茶もおいしい。テーブルに1セット茶器が置かれていて、店員さんがどんどん入れてくれる。このお茶と点心で開店時間からお昼前まで過ごすのが理想。


<これもお勧め>

「蘩楼露笋蝦餃皇」(42元)。いちばん人気のエビ蒸し餃子。
「鮑汁叉焼包」(13元)。ふわっふわの皮のチャーシューまん。個人的にはこれがNo. 1。
「豉汁蒸新鮮排骨」(36元)。スペアリブの豆豉蒸し。ビールを頼んだ場合はこれ。
「滋補霊芝炖土鶏」(42元)。霊芝と地鶏のスープ。広東系のお店はスープがおいしい。

<DATA>
上海市静安区南京西路1168号中信泰富広場5階
地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅14号出口から徒歩7分
9:30-14:30 17:00-21:00
☆食事時ピークは約30分待ち。

(掲載日:2024年8月11日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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