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050  桂芭蕉

広西料理の入門編。

【お勧めシーン】 2〜3人での食事
【こんな人に】 広西料理に興味、食べたことがない味に出会いたい、スパイス好き、地元人気重視、立地重視

先日ご紹介した『山石榴』みたいな、クセの強い地方料理を出すお店がおしゃれなモール内に増えていると思う。今回ご紹介する『桂芭蕉』は、一等地のモール『静安嘉里中心』内にある広西料理のお店。
広西チワン族自治区は昔行ったことがあるけど、激辛の米線のイメージのみ。あとは数年前に流行った螺獅粉。なので、どういう料理があるのか深くわかっていなかった。
が、最近知ってハマった広西でよく食べられているというフルーツのスパイス漬けがあると聞いて行ってみることに。メニュー名は「芭楽青芒酸嘢」(38元)。塩気のあるスパイスを生のマンゴー、グアバ、スターフルーツなどに和えたもので、好き嫌いはわかれると思うけどハマる人はハマる味。このnote、好き嫌い分かれるものばかり紹介している気がするけれど。たとえば、日本では酢豚のパイナップルで賛否が分かれるけど、入っていても入ってなくてもどっちでもいい人にこの「芭楽青芒酸嘢」はハマるのではないかと思う。私もパイナップルの件はどちらでもいいと思う。

「芭楽青芒酸嘢」(38元)。辛さではなく塩系スパイス。

パイナップルの件で考えたが、中国では食べものについて「どっち派?」と聞かれることがほとんどない。それぞれ好き嫌いがバラバラで二分できないからだと思うが、聞かれないのは心地いい。あと、日常ではほとんど誰かとシェアして食べることがない酢豚の派閥について、知っておく必要ある? 「人に作ってあげる場合に聞くのでは」と言う人もいるかもだけど、家で作る酢豚のためにスーパーでパイナップル買ってくる人いる? いるのかもしれないな。


<これもお勧め>

「香烤黒毛猪五花肉」(68元)。香ばしいスパイスだれで焼いた豚バラをレタスに包んで。
「香茅檸檬茶」(28元)。カクテルみたいなレモングラスティー。

<DATA>
上海市静安区常徳路静安嘉里中心南区1階S1-05号
地下鉄2、7、14号線「静安寺」駅7号出口から徒歩1分
11:00-22:00

(掲載日:2024年10月20日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


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