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02 雲之縁

クセがあるのにハマる、絶品土着系雲南料理

【お勧めシーン】 3〜4人以上でのご飯と飲み、アテンド
【こんな人に】 ローカル食好き、クセ系野菜好き、辛いの好き、賑やか好き、少数民族系料理好き


移転前(10年以上前)、楊宅路に店舗があったときから在住日本人に人気だった雲南料理店。当時からの常連が、新しく上海にやってきた人にお勧めして、という感じで人気がずっと続いている。今も行くと必ず日本人グループに遭遇する。
クセがあって辛い料理も多いのに日本人に人気。なので、「日本人好みの味」などの表現は大雑把すぎるなと思う。
が、最近は雲南省出身の人に勧められることが増えてきた。彼らはいつも「創作系ばかりで、上海に本場の雲南料理店はない」というけど、「『雲之縁』なら……」という感じらしい。
彼らと行くとよく頼むのが「諾鄧火腿小乳瓜」(32元)。冬瓜のような芋のような「乳瓜」は、雲南省でしか食べられないとのこと。あとは「白族玫瑰蜜乳扇」(15元)。バラジャムをパリパリの皮でくるんだスイーツで、現地では屋台の定番らしい。

「青檸黒鳳凰景頗族鬼鶏」(58元)。唐辛子のダイレクトな辛味と大芫荽の融合にハマる。

でも、個人的に断然いちばんおいしいと思うのが「青檸黒鳳凰景頗族鬼鶏」(58元)。烏骨鶏を青レモン、大芫荽(大香菜)、唐辛子などで和えた、クセ野菜入り激辛冷菜だ。最初の数口は辛すぎて無理と思うのに、同行者みんなハマってしまって、足りなくてもう一皿頼んでしまったことも。
特に、香菜(パクチー)をさらにさわやかにしたような風味の大芫荽にハマり中。未知の食材はまだまだあると感じる。


<これもお勧め>

「諾鄧火腿小乳瓜」(32元)。根菜? 瓜? ほくほくの食感。雲南野菜は奥が深い。
「白族玫瑰蜜乳扇」(15元)。バラジャム入りのデザート春巻という感じ。
「涼拌薄荷」(32元)。ピリ辛の和えもの。雲南料理では、ミントの葉は添えものではなく主役。
「五花肉炒包浆豆腐」(48元)。豚バラと薄い厚揚げの炒めもの。ご飯にもビールにも合う。
「原味山泉汽鍋鶏」(68元)。定番の雲南名物。鳥だしのうまみたっぷりスープ。

<DATA>
上海市長寧区定西路1112号
地下鉄3、4号線「延安西路」駅2号出口から徒歩約12分
11:30-14:00 16:30-22:00 (土日11:30-22:00)
☆週末夜は要予約。10名以下向けの個室あり。

(掲載日:2023年10月22日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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