2021年パーティスタイリングトレンドアイテムなどを振り返り
今年もパーティーや季節行事、子どもの記念日などに使うアイテムにたくさん触れる1年でした。2021年によく見かけたアイテムや傾向を振り返ってみようと思います。
2021年の流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」だったようですが私はまったく馴染みがなく…そうだったのか、そうだったの!?という感覚です。トップテン圏内の言葉もあやしく、ようやくノミネート圏内にあった「SDGs」や「マリトッツォ」「親ガチャ」でしっくりきたところ。きっとそれぞれの人のよく触れるもの、ジャンルで変わってくるんだろうなと思います。なので今回書くアイテムも共感できる人もいれば初めて聞いたよっていう人もいる内容になっているはずです。(何しろ相当ニッチなジャンルなので…)パーティデコレーションやこどもにまつわるフォトスタイリングに関わる方やそういうものが好きな人は共感を一緒にできる内容かなと思います。
(※この記事のトレンドは各アイテムの売上結果などに基づくものではなくあくまでも個人的な肌感覚でとらえた日本国内のトレンドとしてまとめています。)
100円ショップのパーティデコレーショングッズの新作が少ない2021年
100円ショップでも様々なデコレーショングッズやパーティのテーブルアイテムが出てくるようになって数年。
100円ショップは2017年あたりからハロウィーンやクリスマスを中心に、デザインやアイテムの種類が豊富になってきたように思います。
やっぱり身近で手に入るのはありがたく、頻繁にチェックをしているのですが、2020年からの本格的なコロナ禍の影響を受けてか、人と集まる時によく使われる、紙皿や紙コップ、パーティデコレーショングッズの新作が少ないように感じました。これは昨年のラインナップと一緒だなと思うシーズンも。そんな中でも発売されたもののなかで2つピックアップしました。
2019年の秋に出たミッフィーとダイソーがコラボした紙皿などのグッズは大人気でしたが、2021年はさらにアイテムとデザインが拡充されたものが発売されていました。2019年は紙皿などテーブルアイテム中心で、2021年はデコレーション(ガーランドとか)やコンフェッティ(紙吹雪)などパーティに特化した感じ。
2021年版ダイソーミッフィーは色合いがなんかファンシーになってる…原色ミッフィーカラーが中心だった2019年とはまた違いましたね。
▲2021年発売の新作の一部。LEE HAPPY PLUS ONEより
あとはセリアから、近年支持層が多い「くすみカラー」の紙皿や紙コップ、ストローのシリーズ。
▲2021年発売の新作の一部。LEE HAPPY PLUS ONEより
個人的にセリアは余計な柄やロゴを入れずに色に特化して出していたりしてアレンジがしやすく、オタク心と想像力を働かせて作るのが楽しい者としては大好きです。
コンゲススロイド(Konges Slojd)のバースデートレイン
これは今年たくさんのお祝いで見かけました。特に0歳~2歳頃の乳幼児のお子さんのお祝いでよく見かけたアイテムです。
コンゲススロイドは、2014年にデンマークで設立されたベビー&キッズのアパレル、インテリアブランド。服などの布製品はじめとして傘やおもちゃなどの雑貨もあり、おしゃれでかわいいブランドです。
今年誕生日のスタイリングでよくみかけた「バースデートレイン」というのは、トレイン(列車)型のオブジェ。モチーフはバレリーナとストロングマン、サーカスの3つの種類があり、キャンドルホルダーと誕生日の数字をディスプレイできるようになっています。
▲KongesSlojd 公式HPより
テーブルの真ん中に置けばセンターピースとしてもインパクトのある飾りになり、祝う年齢の数字をディスプレイすれば記念のフォトプロップス(撮影小物)としても使えるアイテム。見た目もノスタルジックでおしゃれなのでインテリアとしても長く使える人気のあるものです。ここ数年人気を保っている「BOHO」「くすみ」「韓国インテリア」「シンプルなアンティーク」といった雰囲気にも合うため、それも人気の理由なのかなぁと思います。(国内で1万円ちょっとと結構お高いんですけども…)
定番とは一味違うバースデーキャンドルのブーム
数字や文字のケーキトッパーの人気が安定しつつありますが、今年よくみかけたのはキャンドル。特にテーブルやインテリアで使うキャンドルではなくケーキに使うキャンドルに特徴がありました。
それは、ケーキ屋さんで「つけますか?」って言われて1本20円とかでつけてもらうカラフルキャンドルではなく、スタイリングではシンプルな色合いのキャンドル。(昔ながらのキャンドルもかわいいよね)
OVO THINGSというリトアニアのアパレル、雑貨ブランドがあります。このOVO THINGSから出ている蜜蝋のバースデーキャンドルがあるのですが。
▲OVO THINGS 公式ウェブサイトより
パッケージがかわいくてこのパッケージと一緒に誕生日祝いの小物をスタイリングして撮影しているシーンをよくみかけました!
そしてアイルランドはダブリンからASH generationの蜜蝋キャンドル。
▲ASH generation公式サイトより
こちらも蜜蝋のキャンドルです。SDGsなど環境負荷を軽くする取り組みが世界的にみられ、日本国内の企業も積極的にPRしていたことから、パラフィンワックス(石油)よりも…ということで蜜蝋が注目されたのかもしれません。(色合いもいろいろなスタイリングに馴染みやすくて使える)
で、このバースデーキャンドルをくねくねさせるのが流行りました。うねうねキャンドルとか、くねくねキャンドルとか言い方はいろいろ。キャンドルをさすだけでもワクワク感が増すものですが、くねくねした様々な長さのキャンドルがあることでケーキに遊び心が演出でき、シンプルでモードなスタイリングに抜けが生まれます。
自分でくねくねさせてつくるDIYのハウツーもよく見かけました。
↑上の写真のくねくねキャンドルは1色使いですがよく見たのはカラフルにさまざまな色を使ったポップなくねくねキャンドルです。
記念写真はデコラティブよりシンプルがますます加速
うねうねキャンドルも、韓国の推し活で、推しの誕生日につくる「センイルケーキ」にさしたりすることから、SNSから広がっていった説もあるのですが、今年も強かったですね韓国。韓国インテリア。
たくさんのパーティデコレーションアイテムを使うデコラティブなスタイリングから、リネンの布などを使うことを中心としたシンプルなスタイリングが今年もよくみられました。色合いはオフホワイトやくすみカラーが引き続き人気でした。
またばっちりフォトブースをセッティングすることや、デコレーションを飾って記念に残す、撮る、というものに加えて、日常を切り取るような雰囲気でラフにスタイリングして残す、撮る、というスタイルも増えたのかなと思います。高度な技…!
特に目立ったデコレーションはせず、撮り方や切り取り方、加工の工夫、背景になる家具を1点おしゃれなものにしたりして日常っぽく残していく感じ。(これはキッズパーティ、というより写真という部分ですね。キッズパーティはおしゃれにする、ということよりもこどものためのものだと思うので。)
2022年はどんなものが登場するのか、楽しみです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?